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10年後の日本 [その他読書]

10年後の日本

10年後の日本

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2005/11
  • メディア: 新書


 最近新書のベストセラーが多い。ページ数も200頁前後で比較的短時間で読める。ユニークな名前の本も多い。この本の名前はオーソドックスだが、結構売れているようだ。
 この本は、文芸春秋の「日本の論点」編集部が、10年後の日本を予測したものだ。あっと驚く未来を予想している分けではなく、現在ある様々な課題を整理し、このままだと日本の将来はこうなるよと示したものだ。確かに目先の景気はいいものの、将来的には課題だらけだ。どの課題をとってみたところで、捨てて置けないことばかりで、緊急性を要するものばかりだ。今まで我々は何をしてきたのか。
 中でも一番深刻なのは、少子化に伴う、人口減少経済への移行だ。少子化対策については、さまざまな議論がなされ、対策も検討されているが、これといった特効薬はない。ライフスタイルの問題でもあり、扶養手当等の拡充をしたところで、焼け石に水だと思う。
 私の個人的な考えでは、外国人労働者をもっと受け入れざるを得ないし、働く意欲のある高齢者にもっと職場を与えるべきだし、さらに機械化・自動化により生産性を上げて行くしかないだろう。
 私が小さい頃描いた未来は明るいものだったが、現実には必ずしもそうではない。誰しも自分らの子供らにつけを回すようなことはしたくないが、今となってはそうならざるを得ないだろう。歴代政治家たちの無策によるものだが、我々一人一人にも責任はあると思う。
 この本は、政治・経済にかかわるものを47項目にわたって、解説している。日頃新聞等で話題になっていることをまとめたものだ。目新しい項目は特になかったが、頭を整理するにはいいだろう。
 


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はるかあきとう

こんばんは。僕は吉川英治が大好きです。山岡荘八とか。
by はるかあきとう (2006-02-02 01:08) 

マイケル

私が歴史小説を読み始めるきっかけになったのは、講談社から出た吉川英治全集でした。「三国志」「宮本武蔵」と読んで行きました。山岡荘八も、全集で「徳川家康」を読みました。大変長い作品でした。
by マイケル (2006-02-02 07:19) 

お散歩爺

セキュリティで引っ掛かります。調べてみて下さい。
by お散歩爺 (2006-02-07 17:19) 

マイケル

セキュリティ、よく分かりませんが、いろいろやってみます。
by マイケル (2006-02-07 18:12) 

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