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阿波国一宮神社 [神社仏閣]

第13番大日寺の、道路を挟んだ向い側に、由緒ありそうな神社がある。


鳥居


本殿
本殿は国の重要文化財に指定されている。

阿波国一宮とある。実は、阿波国一宮を称する神社は複数ある。現在「阿波国一宮」と言った場合は大麻比古神社とすることが多いが、大麻比古神社が一宮とされるようになったのは中世以降のことである。古くから一宮とされていたのは上一宮大粟神社(名西郡神山町)であった。平安時代後期に、一宮大粟神社から国府の近くに分祀して一宮神社(徳島市一宮町)が創建された。上一宮大粟神社および一宮神社は式内名神大社の天石門別八倉比売神社の論社であるが、八倉比売神社(徳島市)も天石門別八倉比売神社の論社であり、こちらも一宮とされる。また、忌部神社は阿波国最高の社格を有していたこともあり、「四国一宮」を称している。

この一宮神社は、徳島市一宮町にある一宮神社である。旧社格は県社。式内名神大社・阿波国一宮の「阿波國名方郡 天石門別八倉比賣神社」の論社の一つである。元々は上一宮大粟神社が阿波国一宮であったが、参拝に不便であるため平安時代後期に国府の近くに分祠が作られ、こちらが一宮となったと伝えられる。

大宜都比売命・天石門別八倉比売命を祭神とする。

狛犬も、古いものから新しいものまで、沢山ある。





狛犬


太鼓橋


石灯籠

神社の東、山の頂上にはかつて小笠原氏の「一宮城」という城があった。

今は、本丸城跡だけである。散策コースになっている。さすがに、時間も夕方近くになっており、頂上まで登る元気はなかった。

一宮城は、延元3年に阿波守護である小笠原長房の息子の小笠原長宗が築城。戦国時代までは一宮氏が居城していたが、長宗我部元親によって一宮氏は滅ぼされた。その後、蜂須賀家政の家臣である益田宮内が城主となる。しかし一国一城令によって寛永15年に廃城となる。

一宮城跡

一宮城跡城之内遺跡―発掘調査報告書 (1984年)

一宮城跡城之内遺跡―発掘調査報告書 (1984年)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 山武考古学研究所
  • 発売日: 1984/03
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コメント 4

山城なんですね。この辺の有名どころは平城が多いので・・・・
砦跡とかはあったかな。
探せばこのあたりにもあるはずなので、見つけてゆっくり観てみたいものです。
by (2008-01-27 14:44) 

ミモザ

この鳥居はかわっていますね。とても立派です。
by ミモザ (2008-01-27 18:06) 

mami

こんばんは~♪
神社仏閣の絵は、何時見ても気持ちが落ち着きます。
苔生した狛犬も良いですね~♪
お越しいただきnice!を、ありがとうございました。m(_ _)m
by mami (2008-01-27 20:57) 

Silvermac

一宮は勝手に名乗れるのでしょうかね。
by Silvermac (2008-01-27 23:01) 

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