第23番 薬王寺 [四国八十八ヶ所めぐり]
名称 医王山 薬王寺
宗派 高野山真言宗
本尊 薬師如来
住所 徳島県海部郡日和佐町奥河内寺前285-1
ご詠歌 みなひとの やみぬるとしの やくおうじ るりのくすりを あたえましませ
仁王門
3月8日(土)の記事である。この日、徳島の札所を1ヵ所残し、いよいよ高知県に入ると思うと、わくわくする。
この日のスケジュールは、日和佐の薬王寺にお参り、そのまま海岸線を南に下り、高知県は室戸岬まで行く予定だ。
薬王寺は、厄除のお寺として全国的に有名である。
醫王山無量寺院薬王寺は、神亀3年(726)行基が聖武天皇の勅願を受けこの地に巡錫し寺を建立した。
弘仁6年(815)弘法大師42歳のとき、平城上皇の勅命によって本尊薬師如来を刻んで開基した。
以後、高野山真言宗の別格本山として、皇室の厚い信仰を得て寺運は大いに栄えたが、文治4年(1188)に火災にあった。そのとき本尊は 自ら西の玉厨子へ飛んで難を逃れた。その後、後醍醐天皇が堂塔を再建して新しい薬師如来を安置すると再び 戻って後向きに本堂へ入った。それ以来薬王寺には本尊が2体あり、参詣者は両方の本尊をお参りすることになっている。
仁王門を入り、石段を登り、左手に進む。石灯籠と石灯籠の間に、文学碑がある。
鳴門秘帖
吉川英治の作品であるが、どうやら薬王寺が「鳴門秘帖」の舞台になっているらしい。
若い頃読んだきりなので、よく覚えていない。
空海の風景
薬王寺が登場する場面が引用されているが、全く記憶にない。比較的最近読んだ本なのだが‥。
本堂へ向かう石段が延びている。
本堂への石段は、先づ33段の女厄坂、続いて42段の男厄坂が続く。坂を上ると本堂とその左に、大師堂、地蔵堂などが並んでいる。本堂右にはさらに石段が61段あり、還暦の厄坂といわれている。それぞれの厄坂には1段ごとに1円や10円の厄銭を置いて厄をのがれるという風習がある。
石段に置かれた1円玉
女厄坂33段、男厄坂42段、男女厄坂61段は、男女の厄年に因んで造られ、石段の下には薬師本願経を一石一字にしるして埋められている。
女厄坂を登った中間地点
坂を登りきったところに本堂や大師堂がある。
本堂
仮大師堂
境内
随求の鐘
厄除消除の鐘で、自分の年の数だけ打ち鳴らせばいいという。
本堂からさらに、61段の厄坂を上ったところに形の変った色あざやかな瑜祇塔がそびえている。密教の教義にも とづく塔で、屋根の上には五智を あらわす五つの相輪が立っている。
瑜祇塔
この塔は、薬王寺開創ならびに弘法大師の四国八十八ヵ所開創1150年を記念して薬王寺第二十一世故今川哲雲師が中心となって昭和三十八年九月に建立したもの。この塔の本尊は金色の五智如来で塔の地下室には大日如来を中心に、阿しゅく、宝生、阿弥陀、不空成就の如来が安置されている。
瑜祇塔の建っているところからは、海岸や日和佐市内が見渡せる。
帰り、道端に梅の花が咲いていた。
宗派 高野山真言宗
本尊 薬師如来
住所 徳島県海部郡日和佐町奥河内寺前285-1
ご詠歌 みなひとの やみぬるとしの やくおうじ るりのくすりを あたえましませ
仁王門
3月8日(土)の記事である。この日、徳島の札所を1ヵ所残し、いよいよ高知県に入ると思うと、わくわくする。
この日のスケジュールは、日和佐の薬王寺にお参り、そのまま海岸線を南に下り、高知県は室戸岬まで行く予定だ。
薬王寺は、厄除のお寺として全国的に有名である。
醫王山無量寺院薬王寺は、神亀3年(726)行基が聖武天皇の勅願を受けこの地に巡錫し寺を建立した。
弘仁6年(815)弘法大師42歳のとき、平城上皇の勅命によって本尊薬師如来を刻んで開基した。
以後、高野山真言宗の別格本山として、皇室の厚い信仰を得て寺運は大いに栄えたが、文治4年(1188)に火災にあった。そのとき本尊は 自ら西の玉厨子へ飛んで難を逃れた。その後、後醍醐天皇が堂塔を再建して新しい薬師如来を安置すると再び 戻って後向きに本堂へ入った。それ以来薬王寺には本尊が2体あり、参詣者は両方の本尊をお参りすることになっている。
仁王門を入り、石段を登り、左手に進む。石灯籠と石灯籠の間に、文学碑がある。
鳴門秘帖
吉川英治の作品であるが、どうやら薬王寺が「鳴門秘帖」の舞台になっているらしい。
若い頃読んだきりなので、よく覚えていない。
空海の風景
薬王寺が登場する場面が引用されているが、全く記憶にない。比較的最近読んだ本なのだが‥。
本堂へ向かう石段が延びている。
本堂への石段は、先づ33段の女厄坂、続いて42段の男厄坂が続く。坂を上ると本堂とその左に、大師堂、地蔵堂などが並んでいる。本堂右にはさらに石段が61段あり、還暦の厄坂といわれている。それぞれの厄坂には1段ごとに1円や10円の厄銭を置いて厄をのがれるという風習がある。
石段に置かれた1円玉
女厄坂33段、男厄坂42段、男女厄坂61段は、男女の厄年に因んで造られ、石段の下には薬師本願経を一石一字にしるして埋められている。
女厄坂を登った中間地点
坂を登りきったところに本堂や大師堂がある。
本堂
仮大師堂
境内
随求の鐘
厄除消除の鐘で、自分の年の数だけ打ち鳴らせばいいという。
本堂からさらに、61段の厄坂を上ったところに形の変った色あざやかな瑜祇塔がそびえている。密教の教義にも とづく塔で、屋根の上には五智を あらわす五つの相輪が立っている。
瑜祇塔
この塔は、薬王寺開創ならびに弘法大師の四国八十八ヵ所開創1150年を記念して薬王寺第二十一世故今川哲雲師が中心となって昭和三十八年九月に建立したもの。この塔の本尊は金色の五智如来で塔の地下室には大日如来を中心に、阿しゅく、宝生、阿弥陀、不空成就の如来が安置されている。
瑜祇塔の建っているところからは、海岸や日和佐市内が見渡せる。
帰り、道端に梅の花が咲いていた。
週刊 四国八十八ヶ所遍路の旅 11号 4月28日号 22番 平等寺 23番 薬王寺 24番 最御崎寺 八坂寺(鯖大師) [雑誌]
- 作者:
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/04/28
- メディア: 雑誌
徳島鳴門・祖谷渓・日和佐 2008 (マップルマガジン 361)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 昭文社
- 発売日: 2007/05
- メディア: 単行本
ここは若い頃よく行きました。
初詣、デート、サンラインへのドライブ、等々の時に
必ず薬王寺へ行きました。
初詣の時なんかは、一円玉が積もり重なって
すべって歩きづらくなります。
おばさんがほうきで掃いていました。
by kaisersd (2008-04-10 00:35)
先日、29番国分寺に行ってきました。桜は葉が出始めでしたが、十分キレイでした。
by SilverMac (2008-04-10 08:51)
kaisersd さん
有名なところなんですね。
by マイケル (2008-04-10 21:16)
SilverMac さん
私が行ったのは、一番いい時期だったかもしれません。
by マイケル (2008-04-10 21:17)
写真きれいで良く撮れてますね。
私は、四国八十八ヶ所霊場の第23番薬王寺には、
車遍路で3年前と4年前に2回行きました。
石段に置かれた1円玉、女厄坂の石段、男厄坂の石段、男女厄坂の石段、
そして、石段を登りきったところの瑜祇塔の建っているところからの
海岸や日和佐市内の風景が印象に残っています。
by いっこう (2008-04-14 22:15)
いっこう さん
2回も行かれたんですか?
立派なお寺だと思います。
by マイケル (2008-04-14 22:54)