第27番 神峯寺 [四国八十八ヶ所めぐり]
名称 竹林山 神峰寺
宗派 真言宗豊山派
本尊 十一面観世音
住所 高知県安芸郡安田町唐の浜2594
ご詠歌 みほとけの めぐみのこころ こうのみね
やまもちかいも たかきみづおと
「真っ縦」と呼ばれる急勾配の山道で登る神峯山山頂付近に位置する神峯寺は、 かつては難所として遍路ころがしの土佐路の関所寺である。
車でくねくねとした山道を延々と走る。途中で歩き遍路の人を追い抜いて行くが、地べたに座って休んでいる人もいる。結構年配の人もいる。自分はこんなに楽をしてていいのだろうかと自責の念にかられる。
駐車場に車を置いてすぐのところに仁王門が見える。
仁王門
この寺は、はじめ神功皇后が三韓征伐の戦勝を祈願して、天照大神や諸神を祀った神社として創建した。後に行基が十一面観音菩薩を刻んで本尊とし、大同4年(809)、弘法大師が聖武天皇(在位724~749)の勅命を奉じて伽藍を建立した。
明治の神仏分離により廃寺となり本尊十一面観音菩薩は金剛頂寺に移されたが、明治20年(1887)再興された。
この寺は、三菱財閥創始者である岩崎弥太郎の母親が、息子の開運を祈願して熱心にお参りしたことでも知られる。 母親は安芸市にある自宅から寺までの20kmを歩き、さらには「真っ縦」を登るという苦労を約21日間も続けた。 母の愛のなせるわざか、明治維新までは土佐藩の下級武士だった岩崎家の出身ながら、弥太郎は日本を代表する大財閥の総帥となることができたという。
仁王門から本堂までは、約150段の石段を上りつめる。
石段の両脇には美しい日本庭園が整備されている。
庭園
神峯の水
急坂で疲れた遍路の喉を潤してくれるのは、鐘楼の裏手に湧く石清水。 この水は病気平癒に霊験あらたかであるという言い伝えがある。この水には一つの伝説が残されている。北海道在住の女性が病の床につき、危篤状態の時に夢に弘法大師が現れた。 大師は女性に鐘楼の後ろから湧く水を飲ませてくれたが、目覚めた後に女性は一命をとりとめた。 その後、女性が夢に出た場所をこの神峯寺で見つけたという。
みちびき大師堂
不動明王
石段の上に、本堂と大師堂がある。
本堂
大師堂
経堂
ついでに、北川村「モネの庭」に行きたかったが、すでに夕方であり、レンタカー返却の時間に間に合わないとまずいこと、今の時期あまり花も少ないことに気がつき、この日は徳島に帰ることにした。
宗派 真言宗豊山派
本尊 十一面観世音
住所 高知県安芸郡安田町唐の浜2594
ご詠歌 みほとけの めぐみのこころ こうのみね
やまもちかいも たかきみづおと
「真っ縦」と呼ばれる急勾配の山道で登る神峯山山頂付近に位置する神峯寺は、 かつては難所として遍路ころがしの土佐路の関所寺である。
車でくねくねとした山道を延々と走る。途中で歩き遍路の人を追い抜いて行くが、地べたに座って休んでいる人もいる。結構年配の人もいる。自分はこんなに楽をしてていいのだろうかと自責の念にかられる。
駐車場に車を置いてすぐのところに仁王門が見える。
仁王門
この寺は、はじめ神功皇后が三韓征伐の戦勝を祈願して、天照大神や諸神を祀った神社として創建した。後に行基が十一面観音菩薩を刻んで本尊とし、大同4年(809)、弘法大師が聖武天皇(在位724~749)の勅命を奉じて伽藍を建立した。
明治の神仏分離により廃寺となり本尊十一面観音菩薩は金剛頂寺に移されたが、明治20年(1887)再興された。
この寺は、三菱財閥創始者である岩崎弥太郎の母親が、息子の開運を祈願して熱心にお参りしたことでも知られる。 母親は安芸市にある自宅から寺までの20kmを歩き、さらには「真っ縦」を登るという苦労を約21日間も続けた。 母の愛のなせるわざか、明治維新までは土佐藩の下級武士だった岩崎家の出身ながら、弥太郎は日本を代表する大財閥の総帥となることができたという。
仁王門から本堂までは、約150段の石段を上りつめる。
石段の両脇には美しい日本庭園が整備されている。
庭園
神峯の水
急坂で疲れた遍路の喉を潤してくれるのは、鐘楼の裏手に湧く石清水。 この水は病気平癒に霊験あらたかであるという言い伝えがある。この水には一つの伝説が残されている。北海道在住の女性が病の床につき、危篤状態の時に夢に弘法大師が現れた。 大師は女性に鐘楼の後ろから湧く水を飲ませてくれたが、目覚めた後に女性は一命をとりとめた。 その後、女性が夢に出た場所をこの神峯寺で見つけたという。
みちびき大師堂
不動明王
石段の上に、本堂と大師堂がある。
本堂
大師堂
経堂
ついでに、北川村「モネの庭」に行きたかったが、すでに夕方であり、レンタカー返却の時間に間に合わないとまずいこと、今の時期あまり花も少ないことに気がつき、この日は徳島に帰ることにした。
週刊 四国八十八ヶ所遍路の旅 12号 5月2日号 25番 津照寺 26番 金剛頂寺 27番 神峯寺 [雑誌]
- 作者:
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/05/12
- メディア: 雑誌
タグ:四国八十八ヵ所めぐり お寺
こんばんは^^
歩き遍路の方の脇を車で通り過ぎるのはちょっと勇気がいりそうですね~
日本庭園もとても雰囲気が良いですね。
by mimimomo (2008-04-27 19:25)
神功皇后、行基、空海と名前が連なるだけに、すごい霊験があるのですね。
by レイン (2008-04-28 08:17)
仏像があったりで神峯の水は霊験新たかな感じがします。
by 旅爺さん (2008-04-28 08:36)
歩いては登れないと思いますが、今度寄ってみようと思います。
by SilverMac (2008-04-28 09:13)
昔はみんな歩きだったのですね。
by tanaka-ma3 (2008-04-28 18:58)
mimimomo さん
車の運転も、狭いくねくねとした山道を登っていくので必死です。
by マイケル (2008-04-29 18:02)
レイン さん
歴史を感じます。
by マイケル (2008-04-29 18:03)
旅爺さん さん
霊験あらたかなんでしょう。
by マイケル (2008-04-29 18:04)
SilverMac さん
歩くと一日がかりになるような気がします。
by マイケル (2008-04-29 18:05)
tanaka-ma3 さん
昔は行き倒れとかもあったのでしょうね。
by マイケル (2008-04-29 18:06)