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第36番 青龍寺 [四国八十八ヶ所めぐり]

名称  独鈷山 青龍寺
宗派  真言宗豊山派
本尊  波切不動明王
住所  高知県土佐市宇佐町龍旧寺山601
ご詠歌    わづかなる いづみにすめる しょうりうは
          ぶっぽうしゅごの ちかひとぞきく



青龍寺





四国八十八ヵ所巡りも、残り9ヵ所となった。高知の西から、南予の辺りを残している。少し早い夏休みをとって、家内と二人でドライブ旅行をすることにした。

現在、台風9号が、兵庫県佐用と徳島に大雨の被害をもたらしているが、3日前の8月7日(木)は全くの快晴だった。台風8号は台湾の方に通り過ぎ、天気予報では午後から雨だったが、全く降らなかった。

まずは、第36番札所の青龍寺だ。1年3ヵ月前、第35番の清瀧寺に参って以来の高知県だ。先に香川県、愛媛県を済ませてしまった。今回、8ヶ所を廻り、最後に第88番目の大窪寺を参り、第1番の霊山寺にお礼参りをし、今度こそ最後に高野山の予定だ。



さて、駐車場に車をとめると、まず朱色の三重塔が目に飛び込んでくる。駐車場から長い石段があり、本堂は石段の上だ。納経所は、石段の下のすぐ左手にあり、三重塔もその奥にある。しかし、まずは、本堂へのお参りが先である。


青龍寺三重塔.JPG
三重塔2.JPG

石段と山門.JPG
石段

仁王門は、長い石段の中程にある。

青龍寺仁王門.JPG
仁王門

仁王像.JPG
仁王像

仁王門をくぐっても、さらに石段は続く。

石段青龍寺.JPG
石段

石段の傍らには、数々の石像、銅像が並んでいる。

青龍寺大師像.JPG
仏像1.JPG
仏像2.JPG

水子地蔵を祀っている祠があった。

水子地蔵.JPG

キティちゃん等の縫いぐるみが供えられているのが、目を引いた。



青龍寺は、寺伝によれば弘仁年間(810年~824年)に空海(弘法大師)によって開基されたとされる。入唐求法の遣唐使として、恵果和尚より真言密教の奥義を伝授された空海が帰国の折、有縁の地に至るように祈願して独鈷杵を東方に向かって投げた。空海はその独鈷杵がこの山中の松の木にあると感得し、嵯峨天皇に奏上。弘仁6年(815年)に恵果和尚を偲び、唐の青龍寺と同じ名の寺院を建立したという。

本尊の波切不動は、空海が乗った遣唐使船が入唐時に暴風雨に遭った際に、不動明王が現れて剣で波を切って救ったといわれ、空海がその姿を刻んだものであると伝える。

現在でも遠洋漁業の舶員は出港の前、船長以下全員が当寺へおまいりして、海上安全の祈願をしてから出航する習わしになっている。

江戸時代初期には荒廃していたが、土佐藩2代藩主山内忠義によって正保年間(1644年~1648年)に再興された。しかし、宝永4年(1707年)には地震と津波で大きな被害を受け、江戸末期に再建された。



石段を上りきると、そこには本堂、大師堂と並んでおり、お参りをする。

青龍寺本堂.JPG
本堂

青龍寺大師堂.JPG
大師堂

脇.JPG

(続く)
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コメント 6

旅爺さん

しかし大分回られましたね。
夫々に由緒ある寺なので楽しめますね。
夏場の旅は奥様とご一緒ですか、奥様は嬉しいでしょうね。
by 旅爺さん (2009-08-11 10:33) 

SilverMac

ここはお参りしたことがあります。一方通行の狭い道だったことを覚えています。
by SilverMac (2009-08-11 19:14) 

kohtyan

青龍寺と言えば、横綱・朝青龍のことを思い出します。
by kohtyan (2009-08-12 14:52) 

マイケル

旅爺さん さん
家内と一緒に回ったのは、2回目です。
ほとんど一人で回っています。
by マイケル (2009-08-12 21:35) 

マイケル

SilverMacさん
狭い道は多いですね。

by マイケル (2009-08-12 21:37) 

マイケル

kohtyan さん
朝青龍、頑張ってほしいですね。
by マイケル (2009-08-12 21:39) 

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