高野山⑤ 大門 [四国八十八ヶ所めぐり]
壇上伽藍を後にして、もみじの青葉の垂れ下がる小道を駐車場に向かって歩く。
常喜院赤地蔵尊のところで、餅つきをしており、出来た餅を無料で配っていた。列が出来ていた。勿論、我が夫婦も並んだ。うまかった。
常喜院赤地蔵尊
金剛峯寺にも寄りたかったが、時間がなく、最後に大門だけでも見て帰ることにした。
大門
重要文化財である。
高野山内への西の入り口にある。現在のような門となる以前は、数百メートル下方の旧道、「九折谷」という場所に鳥居があって、これが門になる前身だといわれている。
現在の位置に移されたのは、永治元年(1141)で、その際、鳥居から門の形式に変更された。さらに寛喜2年(1230)には五間二階の楼門に改められた。
その後、天正5年(1577)に焼失したが、慶長9年(1640)、木食応其上人(もくじきおうごしょうにん)によって再建された。
現在の大門は、元禄元年(1688)に焼失、同13年(1700)5月造営の釿始を行ない、同14年7月大門中柱を建て始め、同16年9月上棟、宝永2年(1705)8月に至って落慶供養が行われた。
その後、文政元年(1818)に屋根、箱棟の修理が行われ、明治28年(1895)に屋根の部分修理および二階の縁廻り、一階側柱の根継が行われており、昭和61年(1986)には、全面解体修理が施された。この時、白木の状態であった表面を丹塗りとし、昔の状態に戻された。
大門の中央二本の正面柱には、「日々影向文」(にちにちようごうぶん)の後二句が柱聯(ちゅうれん)として掲げられている。
金剛力士立像
これも重要文化財である。奈良の東大寺南大門の金剛力士像に次いで大きな像といわれている。阿形像の像高は546.0センチメートル、吽形像は558.0センチメートルある。向かって右の阿形像は、京都の仏師である康意が造立し、吽形像は同じく京都五条の仏師、運長が造立したことが胎内の納入品である書き付けから判明している。
なかなかいい顔だ。
帰りの道は、反対車線が大渋滞であった。帰る途中の九度山で名産の柿を買う。
(続く)
常喜院赤地蔵尊のところで、餅つきをしており、出来た餅を無料で配っていた。列が出来ていた。勿論、我が夫婦も並んだ。うまかった。
常喜院赤地蔵尊
金剛峯寺にも寄りたかったが、時間がなく、最後に大門だけでも見て帰ることにした。
大門
重要文化財である。
高野山内への西の入り口にある。現在のような門となる以前は、数百メートル下方の旧道、「九折谷」という場所に鳥居があって、これが門になる前身だといわれている。
現在の位置に移されたのは、永治元年(1141)で、その際、鳥居から門の形式に変更された。さらに寛喜2年(1230)には五間二階の楼門に改められた。
その後、天正5年(1577)に焼失したが、慶長9年(1640)、木食応其上人(もくじきおうごしょうにん)によって再建された。
現在の大門は、元禄元年(1688)に焼失、同13年(1700)5月造営の釿始を行ない、同14年7月大門中柱を建て始め、同16年9月上棟、宝永2年(1705)8月に至って落慶供養が行われた。
その後、文政元年(1818)に屋根、箱棟の修理が行われ、明治28年(1895)に屋根の部分修理および二階の縁廻り、一階側柱の根継が行われており、昭和61年(1986)には、全面解体修理が施された。この時、白木の状態であった表面を丹塗りとし、昔の状態に戻された。
大門の中央二本の正面柱には、「日々影向文」(にちにちようごうぶん)の後二句が柱聯(ちゅうれん)として掲げられている。
金剛力士立像
これも重要文化財である。奈良の東大寺南大門の金剛力士像に次いで大きな像といわれている。阿形像の像高は546.0センチメートル、吽形像は558.0センチメートルある。向かって右の阿形像は、京都の仏師である康意が造立し、吽形像は同じく京都五条の仏師、運長が造立したことが胎内の納入品である書き付けから判明している。
なかなかいい顔だ。
帰りの道は、反対車線が大渋滞であった。帰る途中の九度山で名産の柿を買う。
(続く)
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- メディア: 単行本
「はじめての「霊場高野山の植物・動物」入門 」はちょっと惹かれます。
カメラが買いたいので、極力買い物は控えてますが、これは魅力的ですね。
by 春分 (2009-10-18 18:52)