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「新印象派」展 [アート]

あべのハルカス美術館に「新印象派」展を鑑賞に行く。
新印象派とは、「印象派」を継承し、20世紀のフォーヴィスムへ繋げる役割をしたスーラやシニャックを中心とする画家たちである。その特徴は、科学理論に基づく点描にある。

新印象派4.jpg

あべのハルカス美術館は、今年3月にオープンしたばかりの美術館である。日本一の超高層ビルあべのハルカスの16階にある。美術館は二度目だが、30階にある展望台には行ったことがない。でも、16階でも十分眺望がいい。

新印象派3.jpg

この日絵を鑑賞した後、「新印象派-色彩の解放」と題する講演会に参加する。
講演会は、24階のオフィス・フロアにある会議室で行われる。マリーナ・フェレンティ・ボキヨン氏である。肩書きは、本展総監修者、美術史家、ジヴェルニー印象派美術館副館長、シニャック・カタログ・レゾネ編集者とある。氏とあるが、女性である。年齢はよく分からないが、上品で如何にもこういう職業にふさわしい顔立ちである。

講演は、スライドを見ながら、通訳をつけて、個々の作品に解説をつけていくという形で進んでいた。私は前夜の夜更しもあり、ついウトウトとしてしまった。それでも、後半は目をぱっちり開いて、流暢なフランス語に聞き入った。

講演会が終わって、16階に面した空中庭園を散歩しながら、イタリアン・ジェラートの誘惑に打ち勝ちながら、心は今見たばかりのスーラやシニャック、ピサロの絵の余韻に浸っていた。




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