USJ① 10時開門 [映画]
2007年2月11日(日)。ちょうど3連休の2日目。久し振りにUSJに行った。昨年JCBのポイントをチケット2枚に交換したのだが、だんだん有効期限が近づいてきたのだ。私と家内と次男、三男の4人で出かける。
私は、出来た当初2回行ったきりで、これが3回目だ。子供達は学校から行ったりしているので、私より回数が多いはずだ。
初めて車で行った。高速の出口で若干渋滞していただけで、スムーズに駐車場に入れた。駐車料金は、2200円と高いが、親子4人の電車賃を考えると、高速代を含めても、少しお得だ。時間も車の方が早い。
ホテル日航ベイサイド大阪
ゲート
10時の開門だが、9時半過ぎには門の前に着いた。すでに長蛇の列が出来ている。3連休の中日とあって、これくらいの人出は当り前だろう。
エントランス前の行列
ご存知だと思うが、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ )は、2001年3月31日にグランドオープンしたハリウッド映画のテーマパークである。
もともと、この敷地は日立造船や住友金属工業などの重工業の生産拠点であった。敷地は定期借地権方式による賃借で、基本的には50年リースという形になっている。名称は当初「ユニバーサル・スタジオ・オオサカ」にする予定だったが、略称が「USO(ウソ)」になるため、「ウソはまずい」と、現在のユニバーサル・スタジオ・ジャパンとなったと言われている。
ユニバーサル・スタジオ・レクリエーション・グループが企画・設計し、株式会社ユー・エス・ジェイにより運営されている。株式会社ユー・エス・ジェイは設立当初、大阪市が出資する第三セクターであったが、2005年にゴールドマン・サックス証券に対して優先株式の発行と新融資パッケージへの転換からなるリファイナンスを実施したことにより、現在ではほぼ民間の経営体制となっている。
民間の経営になったことで、商売のやり方が当初と変わってきている。システムが変わったのと、パーク内のお土産品も高くなったのではと感じる。
一番変わったなあと感じたのは、チケットを買う時だ。オープン当初にはなかったユニバーサル・エクスプレス・パスというものが出来ている。スタジオ・パスの他に、エクスプレス・パスを買うことによって、あまり並ばずに優先的に入れるというものだ。時間を金で買うやり方で、ある意味アメリカ的で合理的なのかもしれないが、これを買うと割高につくことから実質値上げのようなものである。このためにスタジオ・パスしか持たないものは、従来以上に待たされることになるのだ。
私は初めて見るアトラクションは少ないので、ユニバーサル・エクスプレス・パス・ブックレットは買わなかった。
チケットを買うのと、エントランスを通るのに、30分ほどかかって、10時半頃ようやくパーク内に入れた。
エントランスを入ってすぐのエリアを、ハリウッド・エリアという。映画の都として名高いハリウッドの街並がイメージされている。エリア内には映画「プリティ・ウーマン」などの撮影セットを再現した建物が建ち並ぶ。映画ファンとしては、こういう街並を見るだけでも楽しい。
今日の一番の目的は、アメージング・アドベンチャー・オブ・スパイダーマン・ザ・ライドだ。私が以前行った以降に作られたアトラクションだからだ。
(続く)
決定版 ユニバーサル・スタジオ・ジャパン裏ワザBook〈PART 2〉
- 作者: USJ DE GO情報局
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2004/04
- メディア: 単行本
スーパーマン リターンズ [映画]
監督:ブライアン・シンガー
出演:ブランドン・ラウス、ケヴィン・スペイシー、ケイト・ボスワース、ジェームズ・マースデン
寒くなると、ついつい出不精になる。特に目新しい行事がないのも、理由だ。
休みでも、家の中で、本を読むか、たまったDVDを見ている。
26%割引の楽天ブックスで買った「スーパーマン・リターンズ」が届いたので、早速見た。かつて、1978年クリストファー・リーブの「スーパーマン」を見た時、空を飛ぶシーン自体が新鮮で、興奮して見たものだ。当時、この「スーパーマン」をきっかけに、アメリカン・コミックのヒーロー達が続々映画に登場した。「バットマン」然り、「スパイダーマン」然りである。ヒットした作品は、シリーズものとなった。一作だけで終わった作品も数多くある。
今回の作品を見る時、どうしても前回のシリーズと比較してしまう。ストーリーは、前シリーズを総括したような内容になっている。配役は、それぞれ良かった。主役のブランドン・ラウスは甘いマスクでスーパーマン役としては適役であった。ロイス役のケイト・ボスワースは魅力的な女性で、レックス・ルーサー役のケヴィン・トレーシーの、シャイな演技も素晴らしかった。すべての配役は、前シリーズを強く意識いるなと感じた。
ロイスの子供が実は、スーパーマンの子供だったという設定が面白かったが、今後次回作以降で、どのようにストーリーを展開させていくのか、楽しみだ。どろどろとした人間ドラマでなく、カラッとしたヒーロー物として、さらにわくわくするストーリーを期待したい。
キング・コング [映画]
DVDが届いた。DVDはヨドバシカメラの通販で買うことが多い。1万円以上買うと、送料が無料なので、他の商品も含めてまとめて買うことにしている。DVDだと、10%引きの上、10%のポイントがつく。さらに通販だとクレジット・カードでも、現金と同様にポイントがつく。クレジット・カードのポイントも考えれば、大変お得だ。
さて、映画のことだが、私はかつて映画少年で、中学3年ごろから、高校3年ごろが一番映画を見た時期だ。地方の映画館なので、当時は二本立てが普通だった。よく、試写会にも往復葉書で申し込んだが、100%に近い確率で当選し、人より早く、無料で見ることが出来た。
キングコングの前作も見に行った記憶がある。世界貿易センタービルの天辺に登って、キングコングがジェットを捕まえているポスターの図が印象に残っている。
キングコングが最初に映画化されたのは、1933年だ。当時は白黒だった。
その後続編「コングの復讐」が作られた。日本でも怪獣映画のはしりとして、「キングコング対ゴジラ」が作られ、「ゴジラ」シリーズに引き継がれていく。
私が少年時代見たキングコングは、1976年のジョン・ギラーミン監督、ジェシカ・ラング主演の「キングコング」だ。
今回の「キング・コング」は、「ロード・オブ・ザ・リング」三部作のビーター・ジャクソン監督作品で、キャストもそうそうたるメンバー。アン・ダロウ役にナオミ・ワッツ、カール・デナム役にジャック・ブラック、ジャック・ドリスコル役にエイドリアン・ブロディ。エイドリアン・ブロディは「戦場のピアニスト」で主演男優賞をとった俳優だ。
この作品は、1933年の「キング・コング」のリメイクで、当時のアメリカが舞台になっており、最後にコングが登るビルもエンパイアステートビルとなっている。
前半のドクロ島での、キングコングと恐竜たちとの迫力ある格闘シーンが延々と続き、その迫力に圧倒されてしまう。ここまでの映像が撮れるのは、CGによるもの。
最後エンパイアステートビルの上でキングコングが力尽きて、転落してしまうシーンでは、コングが可哀想になってくる。
とにかく、理屈なしで楽しめる。
うちの中学生の子が、映画を見た感想。「キングコングがこんなにグロいとは思わなかった。」
どこで、こんな言葉を覚えるのだろう。
ダ・ヴィンチ・コード [映画]
私は、中学校2年の頃から、洋画を見続けてきた。
最近はDVDの発売まで待っているので、映画館に見に行くのは、ごく限られた映画だけだ。
でも、この映画だけは、出来るだけ早く見に行きたかった。昔、新しい映画を見る前の、わくわくした気持ちが久し振りに甦って来た。
ちょうど、中学1年生の三男も行きたいというので、一緒に行くことにした。
=前売り券=
話題作なので、出来るだけ早い時間に行くことにした。映画館も、難波の方でなく、いつも行っているユナイテッド・シネマ岸和田にした。
いつもよりは、多かったが、それでも十分いい席に座れる程度の観客だった。前の方や横の方の席は空いていた。日曜の朝早く映画を見に行く人はまだまだ少ないようだ。
原作は、一年ぐらい前に、すでに読んでいた。確かに面白い本だった。キリスト教の歴史の謎解きと事件の謎解きが並行して進んでいくのに、知的好奇心を刺激されて、面白かった。
しかし、映画化した場合、原作の面白さがうまく伝わるのか、危惧していた。だが、私の危惧は、杞憂に終わった。見事に映像化され、感動も倍増した。
本では想像力を発揮するしかなかったもの、レオナルド・ダ・ヴィンチの絵とか、ルーヴル美術館とか、教会とか、実際に映像で目にすることができて、より刺激的であった。
キャストは、ラングトン役のトム・ハンクス、ファーシュ警部役のジャン・レノの2代スターに、名優が脇を固めている。後でパンフレットを見て知ったのだが、ソフィーは、何と「アメリ」ではないか。また、リー・ティービング役の俳優もどこかで見たことがあるなと思っていたら、「ロード・オブ・ザ・リング」3部作のガンダルフ役のイアン・マッケランだった。
映画が終わっても、余韻を楽しむため、いつまでも座席に座ったまま、エンドクレジットのバックに流れる音楽を聴いていた。
映画館があるところは、前にも紹介したが、岸和田カンカン・ベイサイドモールというところだ。
昼食は、創作料理の店で和風カレーを頼む。1人840円。どんぶりの中に茄子と半熟たまごの入ったカレーライスで、変わった料理だ。
岸和田カンカン・ベイサイドモールは、大阪湾に面したウォーターフロントにあり、建物はローマをイメージしている。ちょうど何かコンサートか何かのイベントの準備中であった。
ちょうど、季節もよく、レストランに入らないで、野外のテーブルで弁当を広げている家族連れもいた。写真を以下に紹介する。
なお、ダ・ヴィンチ・コードをめぐっては、敬虔なキリスト教徒からソニー製品の不買運動が起こっているそうだ。それが原因で、ソニー株が一時下落したようだ。専門家によると影響は限定的だということ。しかし、このニュースはむしろ映画の話題性を高めるのではないかと思う。
ダ・ヴィンチ・コードの謎を解く―世界的ベストセラーの知的冒険ガイド
- 作者: サイモン コックス
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2006/04
- メディア: 文庫
映画「男たちの大和」ロケセット [映画]
GWを利用して、久しぶりに実家に帰る。1日目は、私の実家に寄り、2日目は家内の実家に寄る予定。
家内の実家は、広島県尾道市の向島という島にある。しまなみ海道の本州側の最初の島だ。
午前中に家内の実家に寄り、昼から竹原に行こうと計画した。
しかし、早目に出たことから、時間があるので、急遽「男たちの大和」のロケセットを見に行くことにした。地元で話題になっており、開催期間も5月7日まで延長されたと聞いたからだ。
ロケセットは、戦艦「大和」の全長263mの内、190m部分を実物大で再現したもので、場所は、尾道市向島町の「日立造船向島西工場」内。
1時間ばかり余裕が出来たので、ちょっと寄ろうかと考えた俺が甘かったと後で反省した。
9時過ぎに私の実家を出て、墓参りをした。向島に向かって車を走らせ、尾道大橋にさしかかったのが10時頃。そこから、大渋滞に巻き込まれてしまった。
携帯で家内の実家に電話すると、家内の実家の前の道路も大渋滞だそうだ。「大和」を見に行く車で大渋滞しているようだ。家内の家に行くのも、「大和」に行くのも同じなら、話の種に、人気の「大和」を一度見ておこうということになった。
電話で、裏道を教えてもらう。橋を渡るだけでかなりの時間を費やしたが、橋を渡ると、すぐに裏道に入った。こちらは、全く混んでいなかった。さすがのカーナビも、田舎の狭い路地までは分からないようだ。造船所の近くまで車で行くと、駐車場に入る車で混雑すると考え、近くのスーパーの駐車場にとめ、そこから歩いた。日立造船向島西工場についたのが12時。これは、うまく行ったと思った。
ところが、ここから先が、大変だった。門に入るのに少し並んだが、すぐ中に入れた。会場はすぐだと思ったが、ここからさらにバスに乗らなければならなかった。バスに乗り、工場内をぐるぐる回り、海に面したドックに着いた。セットは目の前にあるが、セットの中に入るのに、幾重にも列が出来ている。
係の人の指示に従い、列の一番後ろに並んだが、進めども進めども、いつまでも最後尾であることに気づいた。何と反対から来た人が、最後尾に並ばずに途中から入ってきているのだ。列の折り返しの部分がはっきりせず、係の人も立っていないことから、次第に列が崩れてきて、何がなんだか分からなくなり、収拾がつかなくなった。諦めて帰る人もいたが、係の人(といっても、年配の人たちで、後でシルバー人材センターの派遣の人たちと分かったのだが)に詰め寄る人が多く、うちの家内も「責任者出しなさい」と大きな声で叫んでいた。しかし、冷静に考えると、この人たちの責任を追及しても早くロケセットに入れる分けではない。今のうちに、出来るだけ前の方に進むことにした。そのうち、漸くまともに進むようになった。
周りの風景を見る余裕も出来てきた。造船所の建物を横目に、歩いていくが、造船所内の大きなクレーンを見るのも、面白い。
いろいろあったが、漸く目的地に辿り着いた。まず、「大和」の舳の部分に登って写真を撮る。日章旗が立っており、横には造船所のクレーンが見える。
そこから、5百円の入場券を買って、後部甲板に回る。第二主砲塔、九六式3連装25ミリ対空機銃、8メートル測距儀、八九式40口径12.7センチ連装高角砲等艤装されていると言うが、どれがどれだかよく分からない。
対岸の尾道側には、千光寺が見える。
また、資料展示棟があり、撮影で使った衣装等が展示してあり、メーキングビデオの放映もしていた。
帰りに門を出ると、最後尾が見えないくらいに列が出来ていた。すでに、3時前になっており、この人たちはちゃんと見れるかなあと、他人事ながら、気になった。
翌々日の新聞を見ると、このロケセットの盛況ぶりが記事になっていた。
なお、私は映画は見てない。日本映画のDVDは高い。安くなれば買うかもしれない。テレビで放送する方が早いだろう。興味がある方は、男たちの大和YAMATO公式サイトを。
YAMATO浮上!-ドキュメント・オブ・『男たちの大和/YAMATO』-
- 出版社/メーカー: 東映
- 発売日: 2005/11/21
- メディア: DVD