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特別展覧会「狩野永徳」① [アート]

10月20日(土)、久し振りに京都を訪れる。
10月16日より、京都国立博物館で、特別展覧会「狩野永徳」が開催されている。
紅葉には少し早いので、この展覧会を見に行く。
チケットは、京阪電車の七条駅から博物館に向う途中のたばこ屋さんで買う。
当日券が大人1400円のところ、1200円で前売券を売っている。


チケット

帰ってから、うちの大学生のバカ息子に、狩野永徳を知っているかと聞いたら、聞いたことはあるといいながら、「狩野」を「かりの」とよんでいた。

狩野永徳(かのう えいとく)は、安土桃山時代の絵師。狩野永徳は狩野松栄の子で、狩野元信の孫にあたる。狩野派の棟梁として、織田信長、豊臣秀吉という天下人に仕え、安土城、聚楽第、大坂城などの障壁画を制作した。永徳が力を振るったそれらの代表的な事績は建物とともに滅びてしまったものが多く、真筆とされる現存作品は10件に満たない。唐獅子図や檜図のような雄大なスケールの豪快な作品に加えて、上杉本洛中洛外図のような細密描写に優れた作品も残している。

宣伝ではないが、今回の展覧会の見どころは以下の通りだ。

①旧御物4件、国宝5件、重要文化財8件、重要美術品4件を含む約70件が出品されている。
②新発見作「洛外名所遊楽図屏風」(狩野永徳筆)、吉野山の風俗を描いた最古の作例「吉野山風俗図屏風」(狩野派作)は初公開である。
③メトロポリタン美術館、フェニックス美術館、ホノルル美術館の3館から、里帰り作品が展示される。

後で紹介する智積院を見た後、会場の京都国立博物館に足を踏み入れる。


博物館の入口

京都国立博物館には、何度も行っているが、屋外展示がいい。


前にも一度紹介した石仏

屋外展示を見ながら、会場に向う。



煉瓦造りの建物

いよいよ狩野永徳の作品とのご対面だ。

(続く)

京都国立博物館

狩野永徳 (新潮日本美術文庫)

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  • 作者: 川本 桂子
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1997/04
  • メディア: 単行本


〈国宝〉上杉家本洛中洛外図大観

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  • 作者: 狩野 永徳
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2001/07
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コメント 7

ももず

狩野派、ですねw
なんでも鑑定団見てると
名前だけやたら詳しくなりますが。。。
by ももず (2007-10-21 12:11) 

レイン

先日ポッドキャストでこの展覧会のことを知りました。
近くだったら是非行ってみたいところですが。
by レイン (2007-10-21 20:09) 

マイケル

ももずさん
華麗なる一族です。
永徳はその中興の祖ですね。
by マイケル (2007-10-21 21:55) 

マイケル

レインさん
残念ながら、京都だけです。
by マイケル (2007-10-21 21:57) 

Silvermac

彦根在住時、何度か行きました。
by Silvermac (2007-10-21 22:32) 

マイケル

SilverMacさん
彦根もいいところですね。
by マイケル (2007-10-21 23:14) 

たいちさん

はじめまして。昨夜NHKハイビジョンで放送された「天才画家の肖像・美で乱世を制した絵師・狩野永徳」を観て、感銘を受けました。早速、明日行ってみる予定です。ブログ参考になりました。
by たいちさん (2007-11-09 10:09) 

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