第9番　法輪寺：　歴史の小径：So-net blog

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第9番　法輪寺　[四国八十八ヶ所めぐり] [編集]

名称　正覚山　法輪寺
宗派　高野山真言宗
本尊　釈迦如来（涅槃像）
住所　徳島県阿波市土成田中９８－２
ご詠歌　だいじょうの　ひほうもとがも　ひるがへし
　　　　　　　　てんぼうりんの　えんとこそきけ

お遍路の方法も、いろいろあって、交通手段によって、自家用車・バスツアー・タクシーとあるが、歩き遍路の人も結構多い。本来は歩き遍路を目指すべきだろうが、暇と金がないのが現実だ。
私は、徳島には自家用車を持ってきていないので、レンタカーを借りて、廻っている。札所は連続しているので、一日に沢山廻れる。この日、12月9日(日)も、6番から13番まで、8箇所を1日で廻った。

法輪寺は田んぼの真ん中にある。地元の人には、「田中の法輪さん」と親しまれているそうだ。

仁王門

弘法大師が四国を巡られる途中、この地で白蛇を見つけた。白蛇は仏様の使いであることからここにお寺を建立し、白蛇山・法淋寺と名づけたのが始まりといわれる。
その後寺運は栄えて、広い寺域を持っていたが、長曽我部元親が京都へ登るに当って、阿淡を攻めた時、近郊の寺々は殆んど焼失した。法淋寺もその例にもれずそのすべてを焼失した。
正保年間(1644‐48）に山号を正覚山、寺号を法輪寺と改め、現在地に再建した。その後、安政六年に火災にあい、現存の建物は明治以降の建立といわれる。本尊は弘法大師が刻まれたと伝わる釈迦如来涅槃像で、大きさは80cmで、火災にも難をのがれることができた。

本堂