SSブログ

和歌山城と徳川吉宗 [城]

今回も少し時間を遡る。

日本100名城スタンプラリーのため、以前訪れたことのある和歌山城をもう一度訪れる。

今回は車で行ったので、お城の駐車場から登って行った。以前と違う風景が楽しめた。

搦め手.jpg

いわゆる搦め手から攻める。
楠門.jpg

入場料を払って楠門から入場する。

和歌山城は、徳川御三家の一つ紀州藩紀州徳川家の居城である。

天守.jpg

1931年(昭和6年)に国の史跡に指定され、1935年(昭和10年)には、天守など11棟が国宝保存法に基づく国宝に指定されたが、1945年(昭和20年)7月9日のアメリカ軍による大規模な戦略爆撃(和歌山大空襲)により天守などの指定建造物11棟すべてを焼失した。

1957年(昭和32年)、岡口門とそれに続く土塀が国の重要文化財に指定された。翌1958年(昭和33年)に天守群が東京工業大学名誉教授・藤岡通夫の指示を受け、鉄筋コンクリートにより再建された。

二の門櫓.jpg
二の門櫓

天守閣.jpg
小天守

天守閣の中は、展示室になっており、紀州家にかかるものが展示されている。

紀州家の代々の藩主の中で一番有名なのは、5代藩主で後の8代将軍徳川吉宗である。

吉宗は、享保の改革等から名君として知られているが、あくの強い人物ではなかったかと想像される。

吉宗は庶子の宗武、宗尹を取り立てて別家させて、田安家・一橋家を創設した。さらに、吉宗の長子である9代将軍家重が、自身の庶子重好を別家させることで、御三卿体制が確立した。家格は徳川御三家に次ぐ。

吉宗の意図は、従来、将軍家(徳川宗家)の後嗣を出す役割を担ってきた徳川御三家と将軍家との血縁関係が次第に疎遠になったことに鑑み、御三家とは別個の親族を将軍家の新たな藩屏とすることにあった。それ以後、将軍家に後嗣がないときは、御三家および御三卿から適当な者を選定することとされた。

これによって、水戸家の出身である15代将軍慶喜を除いて、9代から14代までの将軍はすべて吉宗の血を引いている。

紀ノ川.jpg
天守閣から紀ノ川を望む。


徳川吉宗と江戸の改革 (講談社学術文庫)

徳川吉宗と江戸の改革 (講談社学術文庫)

  • 作者: 大石 慎三郎
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1995/09
  • メディア: 文庫



大わらんじの男―八代将軍・徳川吉宗〈1〉 (文春文庫)

大わらんじの男―八代将軍・徳川吉宗〈1〉 (文春文庫)

  • 作者: 津本 陽
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 1998/06
  • メディア: 文庫



大わらんじの男―八代将軍・徳川吉宗〈2〉 (文春文庫)

大わらんじの男―八代将軍・徳川吉宗〈2〉 (文春文庫)

  • 作者: 津本 陽
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 1998/06
  • メディア: 文庫



大わらんじの男〈3〉―八代将軍 徳川吉宗 (文春文庫)

大わらんじの男〈3〉―八代将軍 徳川吉宗 (文春文庫)

  • 作者: 津本 陽
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 1998/07
  • メディア: 文庫



大わらんじの男〈4〉―八代将軍 徳川吉宗 (文春文庫)

大わらんじの男〈4〉―八代将軍 徳川吉宗 (文春文庫)

  • 作者: 津本 陽
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 1998/07
  • メディア: 文庫



吉宗と享保の改革 (教養の日本史)

吉宗と享保の改革 (教養の日本史)

  • 作者: 大石 学
  • 出版社/メーカー: 東京堂出版
  • 発売日: 2001/09
  • メディア: 単行本



徳川吉宗とその時代―江戸転換期の群像 (中公文庫)

徳川吉宗とその時代―江戸転換期の群像 (中公文庫)

  • 作者: 大石 慎三郎
  • 出版社/メーカー: 中央公論社
  • 発売日: 1989/03
  • メディア: -



逆説の日本史〈15〉近世改革編―官僚政治と吉宗の謎

逆説の日本史〈15〉近世改革編―官僚政治と吉宗の謎

  • 作者: 井沢 元彦
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2008/07
  • メディア: 単行本



nice!(18)  コメント(14)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

nice! 18

コメント 14

SilverMac

来年も宜しくお願いします。

by SilverMac (2008-12-30 17:41) 

春分

和歌山は出張でよく行き、朝の和歌山城散歩は恒例となっていますが、
朝はお城の中は入れませんので、中は一度も見たことがなかったです。
吉宗は、「発明禁止令」のようなものを出しているので、私は嫌いです。
発明は世の中を不安定にするからですね。たくさん運べる荷車が発明されたら
荷の運び手が職を失うとか、そんなことのようです。一理あるようにも思えますが。
by 春分 (2008-12-30 19:23) 

ノリパ

はるか昔一度行ったことありますが、今ほどお城に興味がなくて、
ほとんど記憶にありません。また、いかなければ。
by ノリパ (2008-12-30 22:01) 

kaisersd

地元ながら、まだ入城した事がありません。
写真で近くの姿を見ると、また違った趣がありますね。
by kaisersd (2008-12-31 02:23) 

mitsu

おはようございます~
お城もよいなぁ~mitsu的には城壁に擦り寄りたいですが・・・(笑)
☆2008年はご訪問ありがとうございました!
来年もどうぞよろしくお願いいたします
良いお年をお迎えくださいね(‐^▽^‐)
by mitsu (2008-12-31 08:32) 

ドン亀

今年もお世話になりました。
来年も写真を楽しみにしております。
良いお年をお迎えください。
by ドン亀 (2008-12-31 15:55) 

水郷楽人

今年はお世話になり有り難うございました。来年もよろしくお付き合いくださいね。良いお年をお迎えください。。(^^)

by 水郷楽人 (2008-12-31 17:54) 

マイケル

SilverMacさん
よろしくお願いします。
来年は四国八十八ヵ所残りを廻ります。
by マイケル (2008-12-31 23:18) 

マイケル

春分さん
朝の散歩もいいですね。
by マイケル (2008-12-31 23:19) 

マイケル

ノリパさん
日本100名城踏破しましょう。
先は長いですが。
by マイケル (2008-12-31 23:20) 

マイケル

kaisersd さん
和歌山ですか、知りませんでした。
by マイケル (2008-12-31 23:21) 

マイケル

mitsu さん
よいお年を。
来年もよろしくお願いします。
by マイケル (2008-12-31 23:22) 

マイケル

ドン亀さん
来年は今まで行ったことのないところに行きたいです。
来年もよろしく。
by マイケル (2008-12-31 23:23) 

マイケル

水郷楽人さん
来年も引き続きブログを更新して行きたいと思います。
よろしくお願いします。
by マイケル (2008-12-31 23:24) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。