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津和野と津和野城跡① 嘉楽園と森鴎外記念館 [城]

8月18日。夏休みを利用して、山陰を旅行した後、広島県の実家に帰省する。

私と家内の実家に一泊ずつした次の日、山口県周南市にテニスの試合がある家内を送っていく。私はと言えば、試合観戦を辞して、日本100名城の旅に。

次の目的地は、島根県の津和野であるが、周南市からは2時間くらいかかる。そして、あいにくの雨模様である。途中小雨になっていたが、津和野に着いた時は、すっかり本降りになっていた。

まずは、目的地の津和野城跡に登るリフト乗り場に行ってみる。

リフト乗場に行く途中に、津和野高校のグランドがあり、その前の芝生の広場があり、津和野城跡(嘉楽園)という立札が立っている。

嘉楽園.jpg

誰だか知らないが、銅像もある。

銅像.jpg

どうやら最後の藩主らしい。

嘉楽園は、津和野藩主、亀井氏が造った藩邸跡の庭園である。藩主が祭礼などを見学した物見櫓なども復元されている。

物見櫓.jpg
白い建物が、物見櫓である。

馬場先櫓.jpg
馬場先櫓


リフト乗場に着く。あいにくの雨であるが、リフトは動いているが、係りの人から、山頂は靄がかかって、見晴らしが悪く、止めた方がいいと忠告されて断念。日本100名城のスタンプだけはゲットする。山城への登頂は、天気の回復を待ってからにする。

津和野と言えば、森鴎外である。森鴎外記念館を訪れる。美しい建物である。

鴎外記念館.jpg

明治の文豪森鴎外は、1862年、津和野町字横堀で生まれた。本名森林太郎。家は代々津和野藩の典医だった。1872年父静夫が旧藩主亀井茲監に招かれ一家 は上京、東京帝国大学医学部卒業、陸軍軍医となる。その後4年間ドイツに留学。帰国後、軍医と文人の二つの道を歩み、軍医としては日清・日露戦争に従軍。 明治40年、45歳の時に陸軍軍医総監、第八代陸軍省医務局長に就任した。文人としては、『舞姫』など3部作をもって文壇に登場し、その後小説、戯曲、 詩、翻訳など多方面で活躍した。代表作に『雁』『高瀬舟』『山椒大夫』『阿部一族』『ヰタ・セクスアリス』等の作品がある。

鴎外像.jpg
記念館.jpg
記念館内部から.jpg
記念館外観.jpg

記念館の隣には、鴎外の旧居がある。

鴎外旧宅.jpg
旧宅内部.jpg

(続く)


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