SSブログ

司馬遼太郎記念館 [司馬遼太郎]

ばらフェスタ大阪と花博記念公園の記事はまだまだ続くが、口直しの意味もあり、ここで別の記事を入れる。
昨日東大阪に行く用事があり、ついでに司馬遼太郎記念館に立ち寄る。
開館当初に訪れて以来だ。
近鉄奈良線「河内小阪駅」で降りると、商店街のアーケードに「司馬遼太郎記念館」の案内が出ている。初めてでないので、油断していたのだろう。曲がるべきところを曲がらなかったのか、すっかり道に迷ってしまった。頭を整理するため、一旦次の駅「八戸ノ里駅」まで出て、引き返した。


=司馬遼太郎記念館=

前に来た時もそうだったが、ボランティアのような人が沢山いて、案内や監視をしてくれている(あくまで想像だが)。門の前にも、二人のお年寄りがいて、「自動券売機」で券を買って下さいと、案内してくれた(単にそれだけだが)。

中に入ると、司馬遼太郎が好きだった雑木林のイメージの庭が広がっている。
花はあまりなかったが、赤いバラと若干見頃を過ぎたツツジが咲いていた。


=屋根に届こうかというバラの花=


=ツツジ=

右手に曲がり、外から司馬遼太郎の書斎を眺める。机の上には眼鏡がそのまま置いてあり、まさしく、司馬遼太郎が生きていた当時のままだ。


=書斎=

さらに奥には、記念館を建設する時に、寄付した人の名前を刻んだ碑がある。
私も当時1万円の寄付をしようかと迷ったが、忙しさに紛れ、つい忘れてしまった。今になれば、しておけばよかったと、後悔しきりである。


=寄付した人の名前が刻んである=

記念館の建物は、安藤忠雄氏の設計で、ガラスを沢山使用し、光たっぷりの空間となっている。


=記念館入口の空間=

展示室の中で、一番目を見張るのは、大書架で、地下1階のフロアから高さ11メートルの壁面いっぱいに書棚がとりつけられ、二万冊もの蔵書がイメージ展示されている。
自宅にある蔵書は、司馬遼太郎の頭脳の延長線上にあり、資料のメモ書き、付箋などのついた本は移動すべきでないということからそのまま保存することになったようだ(パンフレットより)。


=1階から地下1階のフロアに降りる階段から撮ったもの=

館内は写真撮影禁止でしかもボランティアの人が大勢椅子に座って監視していたが、ちょっとした死角をついて、撮った(いけないですね)。


=これも階段の途中のステンドガラスの写真=

私にとって、とても癒される空間だった。
帰りに、図録と菜の花の種、「功名が辻」のブックマーカーを買った。

こちらも、よろしく。↓


坂の上の雲〈1〉

坂の上の雲〈1〉

  • 作者: 司馬 遼太郎
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 1999/01
  • メディア: 文庫


功名が辻〈1〉

功名が辻〈1〉

  • 作者: 司馬 遼太郎
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2005/02
  • メディア: 文庫


二十一世紀に生きる君たちへ

二十一世紀に生きる君たちへ

  • 作者: 司馬 遼太郎
  • 出版社/メーカー: 世界文化社
  • 発売日: 2001/02
  • メディア: 単行本


対訳 21世紀に生きる君たちへ

対訳 21世紀に生きる君たちへ

  • 作者: 司馬 遼太郎
  • 出版社/メーカー: 朝日出版社
  • 発売日: 1999/10
  • メディア: 単行本


この国のかたち〈1〉

この国のかたち〈1〉

  • 作者: 司馬 遼太郎
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 1993/09
  • メディア: 文庫


世界のなかの日本―十六世紀まで遡って見る

世界のなかの日本―十六世紀まで遡って見る

  • 作者: 司馬 遼太郎, ドナルド キーン
  • 出版社/メーカー: 中央公論社
  • 発売日: 1996/01
  • メディア: 文庫


「明治」という国家〈上〉

「明治」という国家〈上〉

  • 作者: 司馬 遼太郎
  • 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
  • 発売日: 1994/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


菜の花の沖〈1〉

菜の花の沖〈1〉

  • 作者: 司馬 遼太郎
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2000/09
  • メディア: 文庫


nice!(20)  コメント(27)  トラックバック(1) 
共通テーマ:地域

nice! 20

コメント 27

shareki

司馬遼太郎は好きで、かなり読みました^^
安藤忠雄の設計なんですねー
by shareki (2006-05-21 12:45) 

いつかは行かなきゃいけないところ。
今菜の花の沖を読んでます。
by (2006-05-21 13:37) 

こんにちは^^
司馬遼太郎は有名人だからよく知っているつもりだけれど、案外本は、読んでいないのかもしれない・・・
by (2006-05-21 14:01) 

マイケル

渋樹さん
建物はすばらしいものでした。
by マイケル (2006-05-21 14:03) 

マイケル

tanaka-ma3さん
是非いらして下さい。
by マイケル (2006-05-21 14:04) 

マイケル

mimimomoさん
司馬遼太郎の本も売っていて、ここで買うと、特製のブックカバーをつけてくれます。
私も買おうかと思いましたが、買おうと思った作品がなかったので、断念しました。
by マイケル (2006-05-21 14:07) 

IXY-nob

司馬遼太郎は大好きです。記念館もぜひ1回行きたいと思っています。
by IXY-nob (2006-05-21 15:50) 

マイケル

IXY-nobさん
司馬遼太郎ファンにはたまらないところだと思います。
by マイケル (2006-05-21 16:34) 

miho-rin

ファンの方々にとっては たまらないでしょうねぇ♪
その当時のままにしておいて下さるって良いですね
タイムスリップしてしまえそうで
素敵な空間だと思います
by miho-rin (2006-05-21 17:09) 

マイケル

みほさん
書斎の中に入れたら、もっといいでしょうね。
欲張りすぎかな。
by マイケル (2006-05-21 17:12) 

HAL

少し花があるだけで、場のイメージも変わりますよね~
by HAL (2006-05-21 19:27) 

マイケル

HALさん
季節によって、もっと花が咲いているでしょう。
by マイケル (2006-05-21 20:56) 

kaoru

こんばんは。雑木林のイメージの庭に
当時のまま残されているのが素敵ですね。
心満たされ癒される時間が過ごせて良かったですね。
by kaoru (2006-05-21 22:11) 

春分

函館出身なので、まずは「菜の花の沖」が好きで
by 春分 (2006-05-21 22:46) 

マイケル

kaoruさん
司馬遼太郎がここで執筆活動を行っていたと思うと感慨無量です。
by マイケル (2006-05-21 23:31) 

マイケル

春分さん
私も好きです。
by マイケル (2006-05-21 23:32) 

nohohon-68

大阪にあるのですね 初めて知りました。
ステンドグラスを真近でみたいです
by nohohon-68 (2006-05-22 00:04) 

ピロリン

屋根に届きそうなバラの写真キレイですね。
記念館もきれいですね☆
落ち着そうな雰囲気が写真から伝わります。
by ピロリン (2006-05-22 00:49) 

ムンチョバ

はじめまして。ムンチョバといいます。
薔薇繋がりで遊びに来ました。
大阪にこんな素敵なところがあったのですね。
これから、よろしくお願いいたします。

初訪問記念に1111キリ番踏ませて頂きました^^v
by ムンチョバ (2006-05-22 12:04) 

マイケル

のほほんさん
外の景色が写っていて、綺麗です。
by マイケル (2006-05-22 20:46) 

マイケル

ピロリンさん
人が多くないのもいいです。
by マイケル (2006-05-22 20:48) 

マイケル

NPO『魅力提案本舗』さん
ありがとうございます。あえて、キリ番は意識してませんが、これを機会に時々いらして下さい。
私も訪問させていただきます。
by マイケル (2006-05-22 20:49) 

kakora

司馬遼太郎さんがお好きなマイケルさんには 
すごく感動する場所なのでしょうね 
ここで執筆されていたということだけでも
安藤忠雄さんの設計 ガラスも多くて そこにお花もあって
癒されました
by kakora (2006-05-23 01:54) 

マイケル

kakoraさん
司馬遼太郎ファンは全国に沢山いるので、垂涎の場所だと思います。
by マイケル (2006-05-23 06:20) 

y-y-ventuers2

司馬遼太郎さんのこういうのは撮影させてもらったんですね!!
この前松本清張さんの記念館行ったんだけど、撮影禁止でした。
by y-y-ventuers2 (2006-05-23 10:31) 

マイケル

夏のひまわりさん
勝手に撮影しました。
by マイケル (2006-05-23 21:01) 

y-y-ventuers2

ふむふむ~
by y-y-ventuers2 (2006-05-24 10:08) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 1

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。