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三室戸寺② 本堂と諸伽藍 [紫陽花]

三室戸寺は、本山修験宗の別格本山である。光仁天皇の御願により南都大安寺の僧行表が天平年間(729年~748年)の末期に創建した。その後火災などを原因とする幾度もの移転を経て、文明年間(1469年~1486年)に今の所在地に再建された。

天正元年(1573年)には織田信長と争った足利義昭に加勢したため焼き討ちされるが、江戸時代後期、文化11年(1814年)に、現在の本堂が再建された。


参道
正面に本堂に至る石段が見える。


石段の一番下の石碑に「ようおまいり」の文字


石段
石段を上っていく。西国三十三箇所観音霊場の一つだけあって、おいずる(笈摺)を着た、巡礼者の姿も時折見られる。


霊宝殿


十八神社
三室戸寺の鎮守として建立。室町期の本殿は重要文化財。


不動水



本堂
文化2年(1805年)に再建された重層入母屋造の重厚な建物で、秘仏の金銅千手観音立像が安置されている。

本堂の前には、参拝のための長い列が出来ていた。


阿弥陀堂


鐘楼




三重塔
元禄17年(1704年)の建立で、全高16m。もともとは播磨国三日月町の高蔵寺にあったものを、明治43年(1910年)に当寺が買い取って参道西方の丘上に移設。その後境内の現所在地に移された。

(続く)







三室戸寺

三室戸寺

  • 作者: 伊丹 光恭, 水野 克比古
  • 出版社/メーカー: 淡交社
  • 発売日: 1995/06
  • メディア: -


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コメント 14

ミモザ

睡蓮はまだのようですね。紫陽花と睡蓮が一緒に咲いて
くれたらいいのですが^m^
by ミモザ (2007-06-27 23:14) 

マイケル

なっちのママさん
ハスの花は、明日とあさって紹介します。
by マイケル (2007-06-27 23:21) 

kohtyan

三重塔がきれいです。本堂前のハスも、もうすぐ花をつけるでしょうね。
by kohtyan (2007-06-27 23:34) 

響(きょう)

歴史に触れるのに、お寺というのは、とても良い場所ですよね。
いまでも、生き生きとした活動が続けられていて、
歴史への道案内をしてくれていると言いますか・・・。

参加することで永遠の命に気づく企画を考えてみました。
ぜひ、ご参加ください。
http://blog.so-net.ne.jp/Kyou/2007-06-28-1
by 響(きょう) (2007-06-28 15:23) 

花IKADA

ここに来てホッとしますね!
歴史があって今の日本があるってつくずく思いました。
by 花IKADA (2007-06-28 16:33) 

マイケル

kohtyanさん
ハスの花、一部咲いています。
by マイケル (2007-06-28 21:10) 

おいずるって 初めて聞きましたので 
ちょっとググッてきました。
いっぱい知らないことがまだまだ多いなぁと つくづく思いました
by (2007-06-28 21:31) 

マイケル

響(きょう)さん
お寺は何故か落ち着きます。
by マイケル (2007-06-28 21:39) 

マイケル

花IKADAさん
日本は独自の歴史を持っており、勉強すると面白いです。
by マイケル (2007-06-28 21:44) 

マイケル

みほさん
私は昔、西国三十三箇所巡りをしたことがあります。さすがに、おいずるは着ませんでしたが‥。
by マイケル (2007-06-28 21:45) 

ミヤ

お参りの人も多いし、見事な三重塔ですね~~
by ミヤ (2007-06-28 22:26) 

マイケル

ミヤさん
三重塔もいいですね。
by マイケル (2007-06-28 22:47) 

JAKiE

『ようおまいり』ですか、覚えました。
by JAKiE (2007-06-30 05:24) 

マイケル

JAKiE さん
ようおこし。
by マイケル (2007-06-30 07:06) 

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