興福寺秘仏特別公開2007 [アート]
正倉院展の帰り、昨年見れなかった興福寺秘仏特別公開を見る。
国宝館と大圓堂で公開している。
チケット
まず、国宝館では、国宝・乾漆八部衆像が公開されている。日頃は、四躯のみ展示されているという。
八部衆とは、五部浄、沙羯羅、鳩槃荼、乾闥婆、阿修羅、迦楼羅、緊那羅、畢婆迦羅である。
インド古来の鬼霊・悪魔・音楽神・鳥獣神など異教の神を集め、仏法守護や諸仏供養の役目を与え八部衆としたもので、仏教の教理に基づいた神ではないので、生い立ちや性格、また姿やかたちは様々に説かれ、複雑で不明な部分が多い。仏教に取り入れられても、異教の神の姿のまま表現されている。
乾漆八部衆像は、天平6年(734)に創建された西金堂本尊釈迦如来像の周囲に安置されていた。西金堂は享保2年(1717)に失われたが、重大弟子像とともに奇跡的に救い出された。
乾漆八部衆像の中でも阿修羅像は有名である。
阿修羅像
西域では大地にめぐみを与える太陽神であったが、インドでは熱さを招き、大地を干上がらせる太陽神となり、常にインドラ(帝釈天)と戦う悪の戦闘神となる。仏教では釈迦の教えに触れた守護神と説かれる。
阿修羅像と言えば、子供の時集めた切手の国宝シリーズを思い出す。
切手・国宝シリーズ
国宝館は、これ以外にも国宝や重要文化財の仏像が沢山あったが、人が多くて、ゆっくり見れなかったのが残念だ。
次に、興福寺本坊の大圓堂に向う。入口の前に長蛇の列が出来ている。20分ほどかかるという。
大圓堂は、明治39年(1906)に旧大乗院内のお堂(江戸時代後期)を移築したもので、本尊として秘仏の聖観音菩薩立像(鎌倉時代・重要文化財)を安置している。寺内での公開は今回が初である。
寺内では、同時に「籔内佐斗司の世界in興福寺 興福童子の秋祭り」というのが開催されていた。
なかなか楽しい彫刻であるが、庭の写真も含め写真撮影が一切禁止されていた。
パンフレット
(続く)
模刻で学ぶ仏像彫刻 新装版―興福寺・阿修羅像を主に法隆寺・百済観音、浄土寺・阿弥陀如来による
- 作者: 水戸岡 伯翠
- 出版社/メーカー: 日貿出版社
- 発売日: 2007/08
- メディア: 大型本
模刻で学ぶ仏像彫刻―興福寺・阿修羅像を主に法隆寺・百済観音、浄土寺阿弥陀如来による
- 作者: 水戸岡 伯翠
- 出版社/メーカー: 日貿出版社
- 発売日: 2002/08
- メディア: 単行本
僕も、同じ日に行っていました。
何だか、楽しいですね~
近いうちに、記事にする予定です。
by albireo (2007-11-05 00:56)
albireoさん
楽しみにしています。
by マイケル (2007-11-05 07:22)
撮影禁止が多すぎますね。フラッシュ禁止でよいように思いますが。
by Silvermac (2007-11-05 10:26)
おはよう御座います。
凄いですねぇ・・良く撮影出来ましたね・・
厳しいですよね・・・
by チャッピィー (2007-11-05 11:46)
SilverMacさん
その通りですね。
by マイケル (2007-11-05 20:02)
チャッピィーさん
今回は写真はありません。
スキャナしたり、インターネットでとった画像です。
by マイケル (2007-11-05 20:04)
阿修羅像って結構好きなんです。眉目秀麗ですよね(笑)
庭も写真を撮ってはいけないのですか。何故かしら?
by ミモザ (2007-11-05 22:27)
なっちのママさん
庭に作品が展示してありました。
by マイケル (2007-11-06 20:24)
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