「バルトの楽園」ロケセット [映画]
ドイツ館の近くに「バルトの楽園」ロケ地がある。題して、BANDOロケ村 歓喜の郷。
「バルトの楽園」は、ドイツ館のところで紹介した、板東俘虜収容所と松江所長の話(史実)を映画化したものである。
この映画は、ロケ地を訪れるまで見た事なかったが、ロケセットを見て、興味を持ち、後でDVDで見た。
映画のストーリーは以下の通り(公式ホームページより)。
1914年、第一次世界大戦で日本軍は、ドイツの極東根拠地・中国の青島(チンタオ)を攻略した。ドイツ兵4700人は捕虜として送還され、日本各地にある収容所に収められる事となる。
厳しい待遇が当然な収容所の中で、奇跡の様な収容所が徳島にあった。板東俘虜収容所の所長を務める会津人の松江豊寿(まつえとよひさ)は、陸軍の上層部の意志に背いてまでも、捕虜達の人権を遵守し、寛容な待遇をさせた。捕虜達は、パンを焼く事も、新聞を印刷する事も、楽器を演奏する事も、さらにはビールを飲む事さえ許された。また、言語・習慣・文化の異なる地域住民の暖かさに触れ、収容所生活の中で、生きる喜びをみいだして行く。
そして、休戦条約調印、大ドイツ帝国は崩壊する。自由を宣告された捕虜達は、松江豊寿や所員、そして地域住民に感謝を込めて、日本で初めてベートーベン作曲『交響曲第九番 歓喜の歌』を演奏する事に挑戦したのであった。
ロケセットの入口である。
昭和初期の町並みを再現している。
衛兵詰所
俘虜収容所
ガイドさん
この人が、ロケセットを案内してくれた。映画撮影や俘虜収容所の裏話も含めて、面白おかしく解説してくれた。
広場
映画の最後クライマックス、「第九」の演奏はまさにここで撮影された。
集会所
集会所内部
ここでは、ビールを飲むことも出来た。
兵舎
兵舎の内部
板東俘虜収容所の兵舎は、俘虜それぞれのスペースの間に仕切りがあり、最低限のプライバシーが守れるようになっている。
久留米の俘虜収容所のセット
板東俘虜収容所と違い、俘虜1人1人のベッドの間には何もない。
元プロ野球選手で現タレントの板東 英二は、この映画で憎まれ役の久留米俘虜収容所所長役を演じているが、実は旧満州国生まれで、日本に帰国後は貧しくて、この板東俘虜収容所跡で育ったという。
洗い場
パン屋
なお、「バルトの楽園」のスタッフとキャストは以下の通りである。映画だけでも見てほしい。
監督
出目昌伸
出演
松平健
ブルーノ・ガンツ
阿部寛
國村隼
高島礼子
(完)
「バルトの楽園」まだ見ていませんが、こちらの記事で見てみたくなりました。
板東英二がここの出身だったことも初めて知りました。
by レイン (2008-01-06 20:36)
楽しそうなところですねぇー^^
映画のセットが残されて観光地になってるんですねぇ
僕も行ってみたいなぁ
by RangerMaeda (2008-01-06 21:10)
レインさん
映画も感動的でした。
by マイケル (2008-01-06 21:26)
Rangerさん
ガイドさんの話が面白くて、勉強になりました。
by マイケル (2008-01-06 21:27)
面白そうなところですね、ぜひ行ってみたいです。
by kohtyan (2008-01-06 23:05)
kohtyanさん
本当に面白いですよ。
by マイケル (2008-01-07 06:19)