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第6番 安楽寺 [四国八十八ヶ所めぐり]

名称 温泉山 安楽寺
宗派 高野山真言宗
本尊 薬師如来
住所 徳島県板野郡上板町引野寺の西北8
ご詠歌  かりのよに ちぎょうあらそふ むやくなり
       あんらくこくの しゅごをのぞめよ


12月9日(日)、レンタカーを借りて、再び四国八十八ヶ所巡礼の旅に出発する。
この日は、第6番札所安楽寺からだ。


鐘楼門

安楽寺は、弘仁6年(815)弘法大師の開基である。現在地より2kmほど奥の谷間から、鉄錆色の熱湯が湧き出て、その湯は諸病に特効があるといわれた。行脚中の大師はこの地 を薬師如来と因縁浅からぬ地であると、薬師如来像を刻んで本尊と し、堂宇を建立して、温泉山・安楽寺と号した。
温泉の湧くお寺として親しまれ たこのお寺も、万治年間(1568一 60)長曽我部軍の兵火に焼かれたが、その後同じ長曽我部氏に よって現在の地に再建された。その後温泉はいつの間にか枯れてしまった。


山門の横の仁王像


多宝塔とさかさ松
このさかさ松の由来は、次のようなものである。
祈願中の弘法大師に、何者かが背後から弓を引いた。その矢は大師からはずれて松に刺さり、そ
の枝が折れた。大師は折れた松を逆さに植え、「もし、この松が栄えるなら、後の者はこの地を
踏むことによって災厄を逃れるだろう」と言ったと伝えられている。それ以来松は栄え、大師身
代わりのさかさ松と呼ばれるようになった。


多宝塔


本堂
昭和32年の火で本堂を焼失したが、そ の後住職たちの努力により再建されたもので現在の本堂は鉄筋コンクリート造りで昭和三十八年の再建である。
難病であった名古屋の水谷しづさんが四国遍路中霊験を得て全快し、その感謝でご本尊の造顕を発願し、仏師松本明慶師が刻み、ご本堂に奉安されている。


大師堂
大師堂は万治4年(1661)の建造といわれ ている。

安楽寺


週刊 四国八十八ヶ所遍路の旅 5号 3月17日号 4番 大日寺 5番 地蔵寺 6番 安楽寺 大山寺 [雑誌]

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2005/03/17
  • メディア: 雑誌








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コメント 9

Silvermac

楽しみにしています。
by Silvermac (2008-01-07 07:26) 

おはようございます^^
さかさ松ってどんな風になっているのかしら。
by (2008-01-07 09:14) 

ももず

四国行ったことないし、
でも八十八ヶ所お遍路めぐりしたいなぁ!
by ももず (2008-01-07 14:31) 

響

竜宮城のような楼門が良いですね。
by (2008-01-07 19:36) 

寂光

少々変わった作りの建物が多い寺院ですね、
多宝塔は建築技術が難しい建物、
昔の人は凄かったのですね。
by 寂光 (2008-01-07 20:02) 

マイケル

SilverMacさん
ありがとうございます。
by マイケル (2008-01-07 21:02) 

マイケル

mimimomoさん
あまりよく観察していませんでした。
by マイケル (2008-01-07 21:03) 

マイケル

響さん
四国八十八ヶ所札所には、こういう山門がよくあります。
by マイケル (2008-01-07 21:05) 

マイケル

寂光さん
神社、仏閣は建築としては難しいでしょうね。
by マイケル (2008-01-07 21:07) 

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