大塚国際美術館③ 最後の晩餐

美術ボランティアの後について、ぞろぞろ歩いていく。


サンタポッリナーレ・ヌオーヴォ聖堂の最後の晩餐

レオナルド・ダ・ヴィンチの最後の晩餐と比較すると、面白い。中世から、ルネッサンスにかけての絵が続く。


聖フランチェスコとその生涯

聖フランチェスコの絵も何枚かある。

聖フランチェスコは、アッシジのフランチェスコと呼ばれるが、フランシスコ会の創設者として知られるカトリック修道士であり、中世イタリアにおける最も著名な聖人のひとりである。

フランチェスコは、裕福な家庭に生まれ、放蕩生活を送っていた。騎士になろうと思い立ち、対ペルージャ戦に参加するが、捕虜になり、病気にかかった。その頃から回心が始まり、家を出て、ハンセン氏病患者に奉仕し、荒れ果てた聖ダミアノ聖堂の修復を行うなどした。1208年に福音書の三節を自らの戒律とし、活動を始めた。戒律は全ての財産を放棄して福音を説くことを求めるものであった。弟子たちとともに各地を放浪し、説教を続けた。

1210年ローマ教皇インノケンティウス3世に謁見し、修道会設立の認可を求める（教皇は口頭で認可を与えたとされる）。 晩年には手足と脇腹にイエスと同じ聖痕（スティグマ）が現れたという。当時、カタリ派などキリスト教内部の腐敗に対する批判として、多くの信仰復活の運動がローマによって弾圧された中で、フランシスコ会は例外的に教皇から承認されて発展した。これに倣ってその他の修道会が次々に誕生し、それらの中から教皇が選ばれるようになっていく。

聖フランチェスコは、自然と一体化した聖人として国や教派を超えて世界中の人から愛されており、小鳥へ向かって説教したという伝説も有名であり、教皇ヨハネ・パウロ2世は彼を「自然環境の保護の聖人」とした。

彼とその弟子たちの初期の様子を描いた青春群像的な映画がある。「ブラザー・サン シスター・ムーン」である。1972年のイタリア映画、フランコ・ゼフィレッリ監督の作品である。
また、アメリカ合衆国のサンフランシスコは彼の名前にちなんでいる。



シモーネ・マルティーニの受胎告知


ベアト・アンジェリコの受胎告知

様々な受胎告知がある。有名なレオナルド・ダ・ヴィンチの「受胎告知」は昨年に日本に来て、わざわざ東京まで見に行ったものだ。

次はボッティチェッリの作品だ。


ボッティチェッリの春


ボッティチェッリのヴィーナスの誕生

最後にレオナルド・ダ・ヴィンチの部屋に行く。

修復前と修復後の「最後の晩餐」である。







モナ・リザ

「モナ・リザ」は、意外に絵が小さいのに驚く。

(続く)

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もっと知りたいレオナルド・ダ・ヴィンチ 生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)

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モナ・リザと数学-ダ・ヴィンチの芸術と科学

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コメント 6

やっぱり見てみたいです・・

by イチロー (2008-06-02 10:54) 

来年の春あたり、フィレンツエに行きたいものです。
by テリー (2008-06-02 14:05) 

こんばんは（＾＾）
生で見てみたい絵画ばかりです♪
迫力あるでしょうね…。

by 雪洞 (2008-06-03 22:52) 

イチロー さん
本物を見てみたいです。
by マイケル (2008-06-07 19:47) 

テリー さん
フィレンツェ、ヴェネチア、イタリアは憧れます。
by マイケル (2008-06-07 19:49) 

雪洞さん
私も生がいいです。
by マイケル (2008-06-07 19:49)