SSブログ

四国村② 砂糖〆小屋 [その他観光・レジャー]

四国村には古い民家が保存されており、何となく癒される空間だ。

大阪城残石.jpg
手前が大阪城残石で、奥が旧河野家住宅である。

旧河野家住宅.jpg
旧河野家住宅

この民家は、愛媛県の南、小田町の深い谷筋の奥まった急斜面に建っていた。
部屋の床はすべて竹を敷き、各部屋に「いろり」が切られ、寒い山間の住まいの特徴を示している。土間には、和紙の原料にするコウゾを蒸す釜がある。
国指定文化財である。

旧河野家住宅の裏手が梅林と水仙畑になっている。ちょうど見ごろだ。

河野家裏手.jpg
梅.jpg
梅の花.jpg
水仙.jpg

旧河野家住宅からさらに坂道を登っていくと、砂糖〆小屋というのが、何棟かある。

砂糖〆小屋.jpg
砂糖〆小屋

砂糖〆小屋内部.jpg
砂糖〆小屋内部

香川県では「讃岐三白」といい、砂糖・塩・綿の生産が盛んであった。このような地域に根付いた産業にまつわる建造物が、村内に8棟復原されている。

砂糖しめとは、サトウキビの汁をしぼるという意味。四国村にある2つの丸いしめ小屋は、香川県内に2棟だけ残っていた大変珍しいものである。国指定文化財である。
外壁は曲面にあわせた大壁づくりとし、内部中央には三個の石臼(車石)が置かれていた。それら石臼に取り付けられた腕木をウシが引いてまわし、回転する石臼の間にサトウキビを差し込んで汁をしぼっていた。ウシは1日中間断なくまわり、柱にはウシの腹でこすられて摩滅した跡もみられる。

砂糖〆小屋2.jpg
内部.jpg
別の砂糖〆小屋

釜屋.jpg
釜屋

四国村ギャラリーの手前に、左甚五郎の墓碑がある。

左甚五郎墓碑.jpg
左甚五郎の墓碑

左甚五郎は江戸初期の伝説的名工で日光東照宮の眠り猫で有名である。

(続く)

nice!(21)  コメント(9)  トラックバック(0) 
共通テーマ:住宅

nice! 21

コメント 9

Yuki

古い民家が保存されているんですね。
間近で見てみたいです。^^
by Yuki (2009-03-19 23:46) 

春分

水仙の清楚な様子がいいですね。
左甚五郎は四国で晩年を過ごしたのですね。
by 春分 (2009-03-20 07:50) 

シシリン

ウシにご苦労様と言いたい気分になりました。
by シシリン (2009-03-21 11:24) 

ノリパ

日本の原風景みたいですが、砂糖小屋なんてものですか。
大阪城の石垣はこんなところからも持っていたんですね。
by ノリパ (2009-03-21 16:26) 

イリス

おぉぉ~趣ありですね^^
by イリス (2009-03-21 23:39) 

マイケル

Yuki さん
なかなかいいですよ。
by マイケル (2009-03-23 06:56) 

マイケル

春分さん
左甚五郎は、実在の人物とは知りませんでした。
by マイケル (2009-03-23 06:58) 

マイケル

シシリン さん
本当に御苦労様です。
by マイケル (2009-03-23 06:59) 

マイケル

イリス さん
そのとおりです。
by マイケル (2009-03-23 07:00) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。