いざ、松山へ⑥ 第51番 石手寺 [四国八十八ヶ所めぐり]
久し振りに、四国八十八か所霊場に寄る。松山に来たからには、もう少し廻りたかったが、時間がないので、石手寺のみにした。
名称 熊野山 石手寺
宗派 真言宗豊山派
本尊 薬師如来
ご詠歌 さいほうを よそとはみまじ あんやうの
てらにまいりて うくるじうらく
神亀5年(728)聖武天皇の勅願により伊予の大守越智玉澄が開創したのが始まりである。
翌年行基が薬師如来を刻み本尊としたといわれ、当時は法祖宗に属し安養寺といった。のち、弘仁4年(813)弘法大師がこの地に止まり、堂塔を整備し、真言宗に改めた。
お遍路創始者である衛門三郎が生まれ変ったといわれる河野息方が、このお寺ではじめて左の手を開き、握っていた石を落したといわれ、この伝説によってお寺の名前を石手寺に改められたといわれている。
回廊
道の両側に、お土産物屋等が並んでおり、お正月等は賑やかなことだろう。
石手寺は、河野氏の庇護を受けて栄えた平安時代から室町時代に至る間が最盛期であり、七堂伽藍六十六坊を数える大寺院であった。しかし、永禄9年(1566年)に長宗我部元親による兵火をうけ建築物の大半を失っているが、本堂や仁王門、三重塔は焼失を免れている。
山門(二王門):国宝
文保2年(1318年)の建立。雄壮な鎌倉期建築の特徴がよく現れている。門内に安置する金剛力士(仁王、二王)像は鎌倉時代の作で愛媛県の有形文化財に指定(寺伝では運慶一門の作というが実際の作者は不明)。
山門のところにある恵比寿さん
境内から見た二王門
境内は、国宝や重要文化財の伽藍が並んでいる。
三重塔
鎌倉時代末期の建物で、重要文化財。
絵馬堂
本堂
本瓦葦き、正面側面とも五間、単層入母屋造りの仏堂。鎌倉末期。国指定の重要文化財。
本堂にお参りするお遍路さんたち
お茶堂
大師堂
弘法大師像が安置されている。かつては壁に正岡子規、夏目漱石ら多くの文化人の落書きが記されており、「落書堂」とも呼ばれていたが、第二次大戦中に壁を塗りなおしてしまった。
訶梨帝母天堂
訶梨帝母尊(鬼子母神)を祀る堂。鎌倉末期。妊婦は堂周りの石を持ち帰り、無事に出産すると石を2つにして返すという風習がある。国指定の重要文化財。
ちょうど、赤ちゃんを抱いた夫婦がお礼参りをしていた。
成就大師遥拝所
折り鶴
(続く)
名称 熊野山 石手寺
宗派 真言宗豊山派
本尊 薬師如来
ご詠歌 さいほうを よそとはみまじ あんやうの
てらにまいりて うくるじうらく
神亀5年(728)聖武天皇の勅願により伊予の大守越智玉澄が開創したのが始まりである。
翌年行基が薬師如来を刻み本尊としたといわれ、当時は法祖宗に属し安養寺といった。のち、弘仁4年(813)弘法大師がこの地に止まり、堂塔を整備し、真言宗に改めた。
お遍路創始者である衛門三郎が生まれ変ったといわれる河野息方が、このお寺ではじめて左の手を開き、握っていた石を落したといわれ、この伝説によってお寺の名前を石手寺に改められたといわれている。
回廊
道の両側に、お土産物屋等が並んでおり、お正月等は賑やかなことだろう。
石手寺は、河野氏の庇護を受けて栄えた平安時代から室町時代に至る間が最盛期であり、七堂伽藍六十六坊を数える大寺院であった。しかし、永禄9年(1566年)に長宗我部元親による兵火をうけ建築物の大半を失っているが、本堂や仁王門、三重塔は焼失を免れている。
山門(二王門):国宝
文保2年(1318年)の建立。雄壮な鎌倉期建築の特徴がよく現れている。門内に安置する金剛力士(仁王、二王)像は鎌倉時代の作で愛媛県の有形文化財に指定(寺伝では運慶一門の作というが実際の作者は不明)。
山門のところにある恵比寿さん
境内から見た二王門
境内は、国宝や重要文化財の伽藍が並んでいる。
三重塔
鎌倉時代末期の建物で、重要文化財。
絵馬堂
本堂
本瓦葦き、正面側面とも五間、単層入母屋造りの仏堂。鎌倉末期。国指定の重要文化財。
本堂にお参りするお遍路さんたち
お茶堂
大師堂
弘法大師像が安置されている。かつては壁に正岡子規、夏目漱石ら多くの文化人の落書きが記されており、「落書堂」とも呼ばれていたが、第二次大戦中に壁を塗りなおしてしまった。
訶梨帝母天堂
訶梨帝母尊(鬼子母神)を祀る堂。鎌倉末期。妊婦は堂周りの石を持ち帰り、無事に出産すると石を2つにして返すという風習がある。国指定の重要文化財。
ちょうど、赤ちゃんを抱いた夫婦がお礼参りをしていた。
成就大師遥拝所
折り鶴
(続く)
週刊 四国八十八ヶ所遍路の旅 4号 3月10日号 49番 浄土寺 50番 繁多寺 51番 石手寺 [雑誌]
- 作者:
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/03/10
- メディア: 雑誌
四国霊場熊野山石手寺―心の旅・史跡と文学散歩 (1977年)
- 作者: 鶴村 松一
- 出版社/メーカー: 松山郷土史文学研究会
- 発売日: 1977/02
- メディア: -
タグ:四国八十八ヵ所めぐり お寺
恵比寿さんが巨大な鯛に・・・^^;
by ももず (2009-04-15 17:56)
恵比寿さんなと鯛はナイスな組み合わせですね。
by マイケル (2009-04-15 21:02)
恵比寿さんの毛糸の帽子がかわいいですね。
by レイン (2009-04-15 21:34)
恵比寿さんのレインボーな帽子が、妙に似合っていますね。
目が奪われてしまいました。
by ノリパ (2009-04-15 21:58)
レイン さん
誰が被せたんでしょうね。
by マイケル (2009-04-19 07:27)
ノリパ さん
いいですね。
by マイケル (2009-04-19 07:28)