奥本大三郎 [昆虫]
奥本大三郎という人をご存知だろうか。昨日、NHKの「課外授業 ようこそ先輩」に出演していた。元来フランス文学者で大学の教授をしていたが、ファーブル昆虫記に魅せられ、大学を辞めて、ファーブル昆虫記の翻訳をするようになった(あまり正確ではないかもしれないが‥)。奥本大三郎訳の「ファーブル昆虫記」を何冊か出している。
実は、私は大学時代(関東にある某国立大学)、奥本先生のフランス語の講義を受けたことがある。当時、漫画家の黒鉄ヒロシに顔が似ているなあという印象だった。でも、鼻はすらっと高く、フランス語を話すところ(フランス語の先生だから当たり前だが)がとてもカッコよかった。
番組を見ると、先生は61歳とあった。年はとられているが、相変わらず、ダンディでカッコよかった。母校の貝塚市立北小学校に行って、子供たちに虫のことを教えるわけだ。
何を隠そう、私も小さい頃は、虫少年だった。昔の子供は皆虫が好きだった。西日本ではさすがにカブトムシはいなかったが、カミキリムシとか、とんぼとか、かまきりとか、バッタとか、キリギリスとか、何でも捕まえた。めずらしいところで、ハンミョウをつかまえたこともある。非常に美しい虫だ。アゲハ蝶やカイコは、幼虫から育てた。今の子供がムシキングに夢中になるのも、この虫好きの延長かもしれない。
さらに、虫好きから、「ファーブル昆虫記」も読んだ。子供には、長い本だったが、面白かった。「ドクトルまんぼう昆虫記」も読んだ。
番組の中で、子供たちは虫を観察しながら、いろんな新しい発見をしていく。子供たちは、虫を通して、何かを学んだはずだ。最後に、先生は子供たちに言う。「生物は生きていく中で大変なことをいっぱい経験する。君たちも、生物と一緒でこれからの人生の中で、嫌なことが沢山ある。でも、一方で好きなことがあれば、嫌なことも我慢できる。」
今度、先生の新しい「ファーブル昆虫記」が出る。先生は昆虫が好きで、自分の好きなことを精一杯やっている。すばらしい人生だと思う。
初めまして~♪
「ファーブル昆虫記」なんだか懐かしい響きです。
随分前に聞いた事があるような・・・
お越しいただきまして、ありがとうございます。m(_ _)m
by mami (2005-11-19 19:06)
マイケル さん、こんばんは
「ファーブル昆虫記」とは、関係ないのですが、奥本大三郎つながりということで、TBさせていただきます。よろしくお願いいたします。
by (2005-12-01 22:38)