特別展「レオナルド・ダ・ヴィンチ -天才の実像」 [アート]
レオナルド・ダ・ヴィンチの「受胎告知」が日本に来るというので、是非見たいと思っていたが、そのためだけに東京に行く、金も暇もないので、諦めていたが、たまたま急な話で、東京に行くことになり、公開の最後の土日に間に合うことになった。
9時前に、東京国立博物館に着いた。すでに長蛇の列が出来ていた。「受胎告知」が展示してあるのは、第1会場の本館であるが、隣の東洋館の前の列の最後尾に並んだ。案内板には、待ち時間0とある。
列に並んでいると、周りの人の話が聞こえてくる。外国人の女性と日本人の男性のカップル、ニコンのデジイチを持った女性と若い男性のカップル。カメラを持った女性は、手に持ったチケットの写真を撮っている。私と同じブロガーなのか。
東洋館の前に並びながら、本館の方を見ているところ
漸く順番が来て、第1会場に入る。第1会場は、「受胎告知」のみ、展示してある。二列になって、絵の前を通り過ぎる。ガードマンが立ち止まらないで下さいと声をかけるので、ゆっくりと細部まで鑑賞することは出来なかったが、絵の素晴らしさは十分理解できた。保存状態が大変よく、色も鮮やかさを保っている。
レオナルド・ダ・ヴィンチ 「受胎告知」 (1472-73年) ウフィツィ美術館蔵
レオナルド・ダ・ヴィンチの絵画作品は、世界に10数点しか現存しておらず、「受胎告知」は20代初めのレオナルドが描いた実質的なデビュー作である。完成作では「最後の晩餐」に次ぐ大作ながら保存状態もよい。
作品については、これ以上述べないが、詳しく知りたい人は下記の本を参考にしてほしい。
第1会場を後にして、第2会場の平成館特別展示室に向かう。
平成館
ダ・ヴィンチが、30歳ごろから手帳に書きためられたメモや素描類、いわゆる「手稿」には、天文、建築、風や水の動態、動力、鳥の生態、人体の構造、人力飛行機についてなど、様々な領域に及ぶ考察のメモが書かれている。ダ・ヴィンチは、人体や自然を観察した結果を克明に描き写すだけでなく、目に見えないもの、いまだに形になっていないアイデアを視覚化する際にも素描という手段を用いた。第2会場は、7メートルを超す巨大な騎馬像の制作計画や飛行機の設計など多数の手稿を見やすく描き起こし、また手稿から考証したさまざまな模型や映像を合わせて展示し、ダ・ヴィンチの思考の展開をたどるものである。
放物線のためのコンパス(アトランティコ手稿より。展示は複製画像)と同手稿に基づく模型
展示品の中に、レオナルド・ダ・ヴィンチ作と伝えられる「少年キリスト像」があった。これも見物の一つだろう。
少年キリスト
関西中心に博物館や美術館へよく行くが、建物自体がアートであると思っている。東京国立博物館の建物も十分アートであるが、時間もなく、ゆっくりと見ることが出来なかった。
噴水の横
表慶館「みどりのライオン」
上野公園入口の花壇の紫陽花
(続く)
最後の土日の観賞、ご苦労様でした。
行列なのに、待ち時間0とは、変ですね。
「受胎告知」は、修復したので、少し前の画集の写真と比べると段違いに状態が良くなったようです。
TBさせていただきましたので、よろしくお願いいたします。
by (2007-06-22 22:34)
イタリア好きなので現地で2回見ましたw
この博物館そのものが結構いいですよね
こういう建物をもっと残して欲しかった。。。
by ももず (2007-06-23 00:09)
公開に間に合って良かったですね!
本館前の緑が綺麗です♪
by にいな (2007-06-23 00:10)
lapisさん
色鮮やかで状態が良かったです。
by マイケル (2007-06-23 06:47)
ももずさん
私も海外旅行したいなあ。
金と暇がないので、老後の楽しみにしとこう。
by マイケル (2007-06-23 06:48)
にいなさん
美術館の建物を見るという楽しみもあります。
by マイケル (2007-06-23 06:49)
そんなに混雑もしないで見られたんですね。
中々こういう機会は無いですから見られて良かったですね。
by お散歩爺 (2007-06-23 11:07)
この展示。。行ってみたいんですよね。。
by (2007-06-23 20:02)
旅爺さんさん
今回を逃せば、海外に行く機会も少ないので、一生見られなかったでしょうね。
by マイケル (2007-06-23 21:56)
水郷楽人さん
本当は、東京以外でもやればいいんですが‥。
by マイケル (2007-06-23 21:57)
御用時があってラッキーでしたね。
by 春分 (2007-06-30 08:52)