ねむの木のこどもたちとまり子美術展

 

 

ル・コルビュジエ展を見たついでに、同じく52階で開催されていた「ねむの木のこどもたちとまり子美術展」を見た。
子供達の純真な絵を見て、絵の横の宮城まり子さんの書いたエピソードを読む。思わず目頭が熱くなってきた。

ねむの木街 　絵・やました ゆみこ

ねむの木学園と宮城まり子さんの活動については、何となく知っていたが、こうして子供達の絵を見ていると、改めて詳しく知りたいと思った。

ねむの木学園は、女優・宮城まり子が設立した肢体不自由児のための療護施設で、宮城さんは、次に施設の子供たちのための学校（ねむの木養護学校）を作り、また大人になった子供たちのため、身体障害者療護施設（ねむの木・のどかな家）を作った。学園では勉強だけでなく、美術、音楽、茶道なども本格的に学ぶ。 子供たちの絵は「障害者の絵」としてではなくその純粋さ、ひたむきさによって人の心を捉えた。国内外で美術展が開かれ、ビルの壁画やカレンダー、文房具のキャラクタ－などに採用されている。

秋の色 　絵・やました　ゆみこ

黄色の木をいくつもいくつも描いたこの絵は、大人にはとても真似の出来ない絵だ。

ほんめとしみつ「ぼくとかあさん」
「かぜひいちゃった」と言いましたら、「ごめんね、ぼく、じょうぶで」ととしみつは言いました。「ふたりはいつもいっしょ」と言いました。

ほんめ つとむ「ニューヨーク、ぼくにはみえるよ・－」
つとむはニューヨークの映画の撮影で、ツインタワーに上がりました。悲しい出来事の後、わたしがおしえましたら、つとむちゃんは泣きました。

 

 

子供達の絵で、これほど感動した経験はない。

(完)

時々の初心 ねむの木学園の40年

• 作者: 宮城 まり子
• 出版社/メーカー: 講談社
• 発売日: 2007/06/07
• メディア: 単行本

愛の風景―ねむの木学園

• 作者: 宮城 まり子
• 出版社/メーカー: ねむの木学園
• 発売日: 2007/06
• メディア: 単行本

ねむの木・まり子・こどもたち

• 作者: 宮城 まり子
• 出版社/メーカー: 海竜社
• 発売日: 1995/04
• メディア: 単行本

またあしたから

• 作者: 宮城 まり子
• 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
• 発売日: 1999/05
• メディア: 単行本

コメント 12

ねむの木・・静岡の美術館へ観にいったことがあります。
生徒さんの作品、キレイな色彩のものや個性的な構図の絵が一杯でしたね。
by kimiko (2007-06-26 01:57) 

数日前にテレビでこのねむの木学園を放映していました。
久しぶりに宮城マリ子さんと、ねむの木の子供達を見て感動しました。
by お散歩爺 (2007-06-26 06:35) 

kimikoさん
行きたいですね。
by マイケル (2007-06-26 07:14) 

旅爺さんさん
私も感動しました。
by マイケル (2007-06-26 07:15) 

ねむの木と宮城まりこさんのお話は何度もテレビで
見たことがあります。
子供たちの絵はとってもいいですね。
色鮮やかで、見てると楽しくなります☆
by ピロリン (2007-06-26 07:57) 

こんにちは＾＾
宮城まり子さんとねむの木学園は有名ですが、実際にはわたくしもあまり知らない。
ただ彼女が女優業をやりながら一所懸命取り組んでいらっしゃるということぐらいでした。
by (2007-06-26 10:56) 

ひたむきさに頭が下がりますよね。
by umiko (2007-06-26 11:44) 

とても「純粋」を感じる
素敵な絵ですね。
by TOMO (2007-06-26 17:17) 

ピロリンさん
本当にいい絵だと思いました。
by マイケル (2007-06-26 20:50) 

mimimomoさん
私もほとんど何も知りませんでした。
by マイケル (2007-06-26 20:51) 

umikoさん
感動的です。
by マイケル (2007-06-26 20:51) 

TOMOさん
絵として素晴らしいと思いました。
by マイケル (2007-06-26 20:52)