眉山：　歴史の小径：So-net blog

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徳島城博物館と旧徳島城表御殿庭園｜阿波十郎兵衛屋敷と阿波木偶人形会館ブログトップ

眉山　[公園] [編集]

初めて徳島に来た時、眉山に登った。眉山という名は、映画の題名で知ったのだが、何とも謂れのありそうな名前だ。

眉山の山頂に石碑が立っており、万葉の歌人”船王”によって万葉集に詠まれた歌が刻まれている。

「眉のごと雲居に見ゆる阿波の山　かけて漕ぐ舟とまり知らずも」

どの方向から見ても「眉」の格好をしていることから眉の山「眉山」（びざん）」と呼ばれたと言う。

中国四川省に眉山市というのがあるらしい。日本国内にもいくつか同名の山があるようだ。

山頂から見た徳島市内

眉山山頂から市内を見下ろすと、何かもやがかかったようで、はっきりと見えない。

眉山山頂には、特に見るものはなく、バゴダとモラエス館があるのみ。

バゴダ
１９５８年（昭和３３年）に県ビルマ会が第２次世界大戦で戦没した多くの戦友たちの霊を慰めるために建てたもので、当時の資料を展示している。

モラエス館
日本を愛し、眉山の緑を愛し、山麓の伊賀町(モラエス通り)に住み、文筆により徳島の風物を海外に紹介したポルトガル人故ウエンセスラウ・デ・モラス翁を顕彰するため、徳島市が徳島日本ポルトガル協会とともに、広く有志の寄付を受け、生まれたもの。
1913年(大正2年)7月モラエス翁は元海軍中佐神戸領事の栄職を捨て、以来１６年間、異邦人としての徳島生活の中で「徳島の盆踊」「おヨネとコハル」などの多くの著作を残し、その75歳の孤独の生涯を終わっている。
館内では、直筆の原稿、愛用の遺品、戦後ポルトガル政府から贈られた原語の全集などのほか、モラエス生い立ちの写真パネル、おヨネ・コハルとの生活をつづった映画「恋の浮島」のスチール等を展示している。

何もない眉山も桜や紅葉の時期は素晴らしいのだろうと想像しながら山を降りた。

眉山

日本精神

作者: ヴェンセスラオ・デモラエス
出版社/メーカー: 講談社
発売日: 1992/03
メディア: 文庫

徳島の盆踊り―モラエスの日本随想記

作者: W.de モラエス
出版社/メーカー: 講談社
発売日: 1998/01
メディア: 文庫

モラエスの旅―ポルトガル文人外交官の生涯

作者: 岡村多希子
出版社/メーカー: 彩流社
発売日: 2000/02
メディア: 単行本

サウダーデの男モラエス

作者: 森本義輝
出版社/メーカー: 東京図書出版会
発売日: 2004/04
メディア: 単行本

おヨネとコハル

作者: ヴェンセスラウ・デモラエス
出版社/メーカー: 彩流社
発売日: 2004/08
メディア: 単行本

わがモラエス伝 (1983年)

作者: 佃実夫
出版社/メーカー: 河出書房新社
発売日: 1983/02
メディア: －

おヨネとコハル

作者: ヴェンセスラウ・デ・モラエス
出版社/メーカー: 彩流社
発売日: 1989/12
メディア: 単行本

モラエスとコウト友情物語―明治を愛したポルトガル人

作者: デコウト光由姫
出版社/メーカー: 新人物往来社
発売日: 2001/07
メディア: 単行本

ポルトガルの友へ―モラエスの手紙

作者: ヴェンセスラウデ・モラエス
出版社/メーカー: 彩流社
発売日: 1997/02
メディア: 単行本

「美しい日本」に殉じたポルトガル人―評伝モラエス

作者: 林啓介
出版社/メーカー: 角川書店
発売日: 1997/03
メディア: 単行本（ソフトカバー）

日本人モラエス―伝記・W・D・モラエス

作者: 花野富蔵
出版社/メーカー: 大空社
発売日: 1995/11
メディア: －

2007-08-26 07:54 nice!(41) コメント(28) トラックバック(0)
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nice! 41

三年ほど前に行った時此処に登る予定ですたが、先に街を見たので
家内が疲れてしまい、タクシーで・・・と思いながらも行けなかった所です。無念！
by お散歩爺 (2007-08-26 08:36)

おはよう御座います。
綺麗な市内ですね・・・
色々みるところが沢山ある感じで良いですね。
by チャッピィー (2007-08-26 08:52)

おはようございます＾＾
眉山《びざん》と言う名の山なんですか？まゆやまのほうが何となく好い気がします＾＾
あまり知られないいろんな人生が徳島にはあったのですね。
徳島のイメージと全然結びつきません。
by (2007-08-26 10:09)

いつも経由地ですが、次は寄ってみます。
by Silvermac (2007-08-26 11:44)

こんにちは（＾＾）
眉山眺めがいいですね。
モラエスという名前は聞いた事ないのですが、
徳島を愛した外国の方だったんですね。
ご近所にも日本を愛してくれた外国の方の名前の付いた公園がありますが、
日本を愛してくれた外国の方が多いのは嬉しいですね（＾＾）
by 雪洞 (2007-08-26 11:44)