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しまなみ海道 ミュージアム巡り⑧ 大山祇神社の楠木群 [神社仏閣]

境内には、信じられない程古い楠が多く植わっている。


能員法師.jpg

まずは、能因法師雨乞の楠。日本最古の楠で樹齢3000年と言われている。勿論、天然記念物である。


大クス.jpg
能員法師大楠.jpg

正面にある大楠。御島(大三島)に祖神大山積大神を祭った乎知命御手植の楠と伝えられ、古来神木として崇められてきた。樹齢2600年で、これも天然記念物。

楠群.jpg

これも天然記念物の楠だ。境内に楠が嫌に多いと思ったら、境内の楠は、昭和26年6月9日に大山祇神社楠木群として、一括して国の天然記念物に指定されているのだ。指定樹38本の他にも大小約200本の楠木が群生している。

この楠も国指定天然記念物対象樹で直径2.6m高さ24m。

これだけ楠があると、歴史的にも謂れのある楠も多い。


河野通有の楠.jpg

こちらは、河野通有兜掛の楠で、弘安4年蒙古襲来に当り、通有は当社に参籠祈願し、三島水軍を率いて進発し、当神社の神使白鷺の導により、勝利を得る。その出陣の際、兜を掛けたと伝えられる。


大山祇神社は、大山積神を祭神とし、全国の山祇神社、三島神社の総本社である。

山の神、海の神、戦いの神として歴代の朝廷や武将から尊崇を集めた。源氏、平家をはじめ多くの武将が武具を奉納し、武運長久を祈ったため、国宝、重要文化財の指定をうけた日本の甲冑の約4割がこの神社に集まっている。近代においても日本の初代総理大臣の伊藤博文、旧帝国海軍連合艦隊司令長官・山本五十六をはじめ、現在でも海上自衛隊、海上保安庁の幹部などが参拝している。

この地に鎮座した由来として、大山祇神の子孫の乎千命がこの地に築いたとする説、伊豆国の三嶋大社から分霊を招いたとする説、朝鮮半島から渡来した神であるとする説など諸説がある。摂津国の三島江からこの地に移されたとするのが一般的である。 平安時代には朝廷から「日本総鎮守」の号を下賜されている。


本殿に向かう前に、乎知命御手植の楠の横に、狛犬が一対並べてあった。

狛犬ペア.jpg

建築中の総門に配置されるものか?

神門.jpg
神門

本殿.jpg
拝殿

本殿はこの奥にある。

(続く)


タグ:神社 狛犬
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